出版社内容情報
中堅商社ミスミで今、ひょっとしたら日本的経営の根幹を揺るがすような革命が行われている。人事、経営、物流で革新を行うミスミの現状を余す所なくレポート。
内容説明
注目の中堅商社ミスミで今、ひょっとしたら日本型経営の根幹を揺さぶりかねない野心的な実験が行われている…「チーム制」「市場価値年俸制」「利益配分制」「企業内企業家型人材」等々、進化する企業ミスミの新たなる仕組みづくりへの挑戦をレポートする。
目次
第１章 「チーム制」の衝撃（「日本型経営」を揺るがすチーム制組織の誕生；精密機械部品のカタログ通販 ほか）
第２章 「場」を提供するプラットホームビジネス（「場」のビジネスの発想；「シンボリック２１」プロジェクト ほか）
第３章 「企業内企業家」が手にする莫大な報酬（チーム制と同時に年俸制を導入；「マーケットバリュー」に基づく年俸とは ほか）
第４章 「生産財のセブン‐イレブン」―マーケット・アウト・ビジネスとは（「信念」の人；「生産財の流通革命」を目指す ほか）
第５章 ミスミ―新たなる挑戦（直面する二つの課題；インセンティブを高める利益配分と新退職金制度 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タケヒロ
2
以下の点が印象的でした。・社内的に自由な労働力市場を確立する。・社員の個々人が自分なりの戦略を持つ。・「日本型経営」を支えた大きな要因の一つは、会社による半ば強制的な「社員教育」。社員は自分で自分を育てなければいけない。・終身雇用の原則が一つ目の了承事項であり、社員教育は「規格外の社員」は作らないという二つ目の了承事項。・「場」のビジネス（プラットホームビジネス＝企業は個人に、駅のプラットホームのようにインフラを提供するだけのビジネス）を行う。・はじめにﾊｺありでなく、はじめにﾀｽｸあり。RP2014/09/14
Akitoshi Maekawa
1
起業家集団、また三枝さんのミスミのチーム制の秘密が知りたくて読んだ。読み終わってから気付いたけど、９７年の本。こんな革新的な取り組みを１５年も前に取り組んでいたのは驚く。起業家はスペシャリストではない・改革革新型の人材は会社が育てることは出来ない（育つ環境整備に尽力する）・営業が強いと商品を作り込む力が育ちにくくなる、というのはどれも参考になりました。2013/10/06
ちーこ
0
大枠すぎた 詳細きぼんぬ2009/06/17
