シンプルな戦略―戦い方のレベルを上げる実践アプローチ

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シンプルな戦略―戦い方のレベルを上げる実践アプローチ

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  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492533413
  • NDC分類 336.1
  • Cコード C3034

出版社内容情報

考え抜かれた良い戦略は自ずとシンプルになる。現状分析から戦略策定、実行までの基本が学べる、マッキンゼー流「戦略の教科書」。

マッキンゼー在籍25年、パートナー経験20年のトップコンサルタントが教える
マッキンゼー流 至高の教科書

その戦略は一言で言えるか?

優れた戦略=シンプルな戦略を生み出す道筋がわかれば、戦い方のレベルアップが図れる。

優れた戦略は本来シンプルなものである。
戦略は考え抜き、大胆な判断を下すことで、
シンプルになるまで作り込み、磨き上げるものなのだ。

マッキンゼーにおいて、後進を指導する立場にある著者によれば、「戦略とは何か」の基本を理解しておらず、「戦略の作り方」の基本がわかっていない若手が多いという。

本書では、マッキンゼーならではのフレームワークを随所で紹介、わかりやすい事例もふまえて、現状分析からシンプルな戦略の構築、実行までの基本が学べる。

戦略構築の基本となる6つのステップ
 ステップ1:戦略目的を設定する
 ステップ2:境界条件を再確認、再定義する
 ステップ3:環境を認識し、自社独自の洞察を導く
 ステップ4:課題を抽出し、構造化する
 ステップ5:戦略的方向性を創出、選択する
 ステップ6:戦略としてまとめ上げる

基本の6つのステップをやりぬくことで、特にステップ4~ステップ6は行ったり来たりして質を高めることで、シンプルな戦略ができ上がる。

マッキンゼー日本支社において最も豊富なコンサルティング経験を有し、日本企業に対するコンサルティングをリードしている著者が、日本企業の潜在力を引き出し、戦い方のレベルを上げる実践アプローチの方法を指南する。

PART?T.今、なぜシンプルな戦略が必要なのか
■その戦略は一言で言えるか
■適切でない戦略、戦略不在が悲喜劇をもたらしている
■シンプルな戦略だけが現状を打破できる

PART?U.戦略構築の基本:そもそも戦略とは何か
■戦略と言えるもの、言えないもの 
■戦略構築の基本となる六つのステップ
 ステップ1:戦略目的を設定する
 ステップ2:境界条件を再確認、再定義する
 事例1◎ヘルスケア関連企業グループの小売業態に関する事業戦略
 ステップ3:環境を認識し、自社独自の洞察を導く
 ステップ4:課題を抽出し、構造化する
 ステップ5:戦略方向性を創出、選択する
 ステップ6:戦略としてまとめ上げる
 
PART?V.シンプルな戦略の三つのパターン
■パターン1:基本ステップに沿った簡潔な戦略
 事例2◎加工食品会社V社の事業戦略
 事例3◎大型流通業W社のデジタル化対応戦略
 事例4◎加工食品メーカーX社のグローバル戦略
■パターン2:軸に沿って広げる戦略
 成長戦略に適した戦略構築方法
 事例5◎要素技術、市場、チャネルの広がりで成長を目指す消費財メーカーY社
■パターン3:ゴールが引っ張る戦略
 はじめにアスピレーションありき:起業家やカリスマ的経営者がいる場合にフィットする
 環境や市場に対する長期展望からスタート:突出したカリスマがいなくても可能
 事例6◎消費財メーカーZ社の長期成長戦略

PART?W.シンプルな戦略で成功するために求められるもの
■シンプルな戦略に求められる思考
 論理力、構造化:単なるロジカルを越えて
 分析力:より深い問題を浮き彫りにする
 洞察力:ユニークな洞察こそがユニークな戦略を生む
 アイデア創出力:アイデア創出はマインドセットから
■シンプルな戦略に求められるディシプリン
 ファクトに、最新情報に、顧客に謙虚であること
 徹する、考え抜くこと
 軸、体系化、フレームワーク
 意思決定:決めきる覚悟、強さ、潔さ
 無理難題、ストレッチゴール
 実行責任、結果責任:誰が、いつまでに結果を出すのか
■シンプルな戦略に求められるリーダーシップ
 ハンズオンのオーナーシップ
 ビジョナリー、プロヴォカティブであること
 意思決定、捨てるべきことを決める
 コミットメント、コミュニケーション、コミュニティ

【著者紹介】
山梨 広一(ヤマナシ ヒロカズ)
マッキンゼー・アンド・カンパニー ディレクター
山梨 広一(やまなし ひろかず)
マッキンゼー・アンド・カンパニー ディレクター

1954年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、スタンフォード大学経営大学院修了(MBA)。富士写真フイルムを経て、90年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。95年からパートナー。小売業、消費財メーカーおよびその他業界の企業の戦略構築や組織変革など、日本支社において最も豊富なコンサルティング経験を有する。2010年からは、東京大学工学部大学院TMI(Department of Technology Management for Innovation, 技術経営戦略学専攻)で「企業戦略論」の講義も行っている。著書に『プロヴォカティブ・シンキング 面白がる思考』(東洋経済新報社)などがある。

内容説明

優れた戦略は本来シンプルなものである。戦略は考え抜き、大胆な判断を下すことで、シンプルになるまで作り込み、磨き上げるものなのだ。戦略構築の基本となる6つのステップ。

目次

1 今、なぜシンプルな戦略が必要なのか(その戦略は一言で言えるか;適切でない戦略、戦略不在が悲喜劇をもたらしている ほか)
2 戦略構築の基本:そもそも戦略とは何か(戦略と言えるもの、言えないもの;戦略構築の基本となる六つのステップ)
3 シンプルな戦略の三つのパターン(基本ステップに沿った簡潔な戦略;軸に沿って広げる戦略 ほか)
4 シンプルな戦略で成功するために求められるもの(シンプルな戦略に求められる思考;シンプルな戦略に求められるディシプリン ほか)

著者等紹介

山梨広一[ヤマナシヒロカズ]
マッキンゼー・アンド・カンパニーディレクター。1954年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、スタンフォード大学経営大学院修了(MBA)。富士写真フイルムを経て、90年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。95年からパートナー。小売業、消費財メーカーおよびその他業界の企業の戦略構築や組織変革など、豊富なコンサルティング経験を有する。2010年からは、東京大学工学部大学院TMI(技術経営戦略学専攻)で「企業戦略論」の講義も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆ゆう☆

62
少々堅苦しい内容ではあるが、書かれていることはとても論理的で納得できる部分が多かった。本書の中で述べられていた「シンプル」とは、達成したい目標が明確で、目指すべき方向性がきちんと定まっていることを示す。本書を通してぶれない戦略の基本的な作り方を学んだ。日本市場での消費行動は、価格競争の時代は既に終わり、顧客は特別感や専門性といった高付加価値や差別化を求める傾向に変わりつつあることを再認識する必要がある。その上でなぜ今シンプルな戦略が見直されるようになっているのかということいま一度考えたい。(Kindle)2015/01/17

中島直人

13
(図書館)仰ることは尤もで、網羅的でバランスの取れた論説が、分かりやすく述べられている。自己啓発ポルノになってしまう可能性が高い典型的な本。読む側に問題があるのは間違いないのだが、中身が真っ当過ぎて面白くない。2018/06/18

いずむ

12
”戦略自己分析チェックリスト”になると思った。言語明瞭意味不明、或いは意味明白内容皆無な戦略では、結局は”臨機応変に”という一言によって何もかもが場当たりに片付けられてしまう。選択とは”取る”コトではなく、”捨てる”コトだ。企業も従業員も、就活生も、仕事が欲しい今だからこそ、まず何ができず、何をしないのかを決めてしまう必要があると思う。そして、残ったモノで何をするのかを突き詰めて行くコトで、”選択と集中”が結晶する。シンプルたるべきは、戦略であり、役割であり、機能だ。最終的な評価は、自分以外がしてくれる。2014/03/16

XJR1200

11
会社の課題本。(*´ー`*)会社の大きな戦略の立て方を説いた本(●´ω`●)人をどの様に扱うか、どう導くのか?人はものじゃない。やはりこういう本は苦手です(●´ω`●)2018/07/06

tkokon

8
【そうそう】○よい戦略はシンプルに答えを出す。いくつかある課題に一つずつ答えを求めるのではなく、課題を構造化することによって二つか三つの答えで解決する。○戦略は「重要な目的を達成するための明快な方向性、およびそれに沿った一連の施策」○戦略は、目的と方向性とアクションが伴って、初めて戦略となる○戦略構築のプロセスの重要な山場は、重要課題の解決につながるアイデアを「創出」すること。ここでアイデアが出なければ、そこでお終いである。●セオリーはシンプル。実行はとてつもなく難しい。(Kindle)2014/08/07

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