事実に基づいた経営―なぜ「当たり前」ができないのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 365p
  • 商品コード 9784492532508
  • NDC分類 336
  • Cコード C3034

出版社内容情報

真新しい経営コンセプトに振り回されるな。証拠・実験に基づくごく当たり前の経営手法こそが本当に効果がある。スタンフォード大学の有名教授が数々の通説をくつがえす。

内容説明

ワークライフバランス、成果主義、戦略主義、組織変革、リーダーシップ…もうビジネス書やコンサルタントによる「成功の秘訣」や「通説」に惑わされるな!100年に1度の危機に立ち戻るべき経営の基本。

目次

第1部 「事実に基づいた経営」の前提(なぜすべての会社に「事実に基づいた経営」が必要なのか?;どのようにして「事実に基づいた経営」を実践するか?)
第2部 人と組織の経営に関する危険な「半分だけ正しい」常識(仕事とプライベートは根本的に違うのか?違うべきか?;業績の良い会社には優秀な人材がいる?;金銭的インセンティブは会社の業績を上げるか?;戦略がすべて?変わるか、さもなくば死ぬか?;偉大なリーダーは組織を完全に掌握しているか?)
第3部 事実から行動へ(「事実に基づいた経営」を生かす)

著者等紹介

フェファー,ジェフリー[フェファー,ジェフリー][Pfeffer,Jeffrey]
スタンフォード大学ビジネススクール教授(トーマス・D・ディー2世記念講座)。専門は組織行動学。カーネギーメロン大学より理学士号と理学修士号を、スタンフォード大学より経営学博士号を取得。イリノイ大学、カリフォルニア大学バークレー校を経て、1979年よりスタンフォード大学で教鞭をとる。ハーバード大学ビジネススクールの客員教授の他、世界27カ国のエグゼクティブ・セミナーでの講師も務める。オービドブル・マジック、ユニクル、ソノサイトでの社外取締役、数多くの学術誌での編集委員も務める

サットン,ロバート・I.[サットン,ロバートI.][Sutton,Robert I.]
スタンフォード大学エンジアニアリングスクール教授。専門は経営科学と経営工学。同大学職業・技術・組織研究センターディレクター、同大学ハッソ・プラットナー・デザイン研究所創設者。ミシガン大学にて組織心理学博士号を取得。1983年よりスタンフォード大学で教鞭をとる。経営者向けセミナーの講師を数多く務め、民間企業に対するコンサルティング活動も精力的にこなす

清水勝彦[シミズカツヒコ]
テキサス大学サンアントニオ校准教授。1986年東京大学法学部卒業。86~96年コーポレイトディレクション勤務。その間、ダートマス大学エイモス・タックスクール経営学修士(MBA)。同社プリンシパルを経て、2000年テキサスA&M大学にてPh.D.取得。同年、テキサス大学サンアントニオ校助教授。06年より現職。専門はM&Aを含む企業戦略立案・実行とそれに伴う意思決定。意思変更。その他、米国での学会、論文発表多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Porco

13
ビジネス書というものに向き合う上での心得として、読んでおくといいのではないでしょうか。2023/02/08

壱萬参仟縁

12
教師のやる気は、生徒の学習の唯一のカギ。学習効果は年に1回程度のテストで正しく計測することができる。金銭報酬で教師のやる気を大きく引き上げることができる。教えることは基本的に個人的活動(030頁)。生徒はランク付け、成績づけの無い方が学習効果が高い(047頁)。G.ベッカーが人間は自己利益のために行動すると信じる、自己チューな人間と捉えている(071頁)。人的資本論もそうした面があるということか。変革の4大要素は、不満、方向性、自身、不安に耐えること(249頁)。不安の時代に、教える人が不満ではいけない。2013/09/26

Yasutaka Hori

2
良書。「戦略が間違っていたのか、戦略実行が出来なかったのは別もの」、「リーダーシップが業績に与える影響は非常に小さい」。「戦略」がと叫んでるとき、半分は心の平穏のために過ぎないケースもあるし、「自分の影響力が大きいと信じたい」というリーダーの心理は言い換えると自己満足。「裸の王様」、もしくは取締役等の肩書が、「自分が他人よりも正しいから」というなんの根拠もない理由に基づいた、つまり「事実に基づかない」指示や経営が行われている。一言で無理やり言えば「謙虚に」、「自分を冷静にとらえる」ということ。2016/12/23

yooou

2
☆☆☆☆★戦略の質そのものよりも、それを確実に実行する事が肝心だと云う話しは正に本質を突いてる2009/11/19

Yasutaka Hori

1
「再読」シリーズ。1冊前に読んだ「論語と算盤と私」でもそうだったが、戦略と実行において、人は戦略に注目するが、結局実行できていますか?ということか。当たり前のことをやり切ることが差別化であるというのは響く。ドラッカーが言う「考えることは大変な仕事だ。流行を取り入れれば、考えなくても済む」というのは耳が痛い言葉。また、随所に出てくる「半分だけ正しい」ことの認識がどれだけ難しいことか。そもそも「リーダーシップとは」まで考えさせられる良書(と7年近くぶりに再読して思いました)。2023/10/01

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