企業法とコンプライアンス―“法令遵守”から“社会的要請への適応”へ

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  • サイズ A5判/ページ数 310p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492532058
  • NDC分類 325
  • Cコード C3034

内容説明

「法令遵守」を否定することは決して「法令」を軽視することではない。企業が「社会的要請」を把握し、コンプライアンス方針を明確にするためには、法の趣旨・目的と社会の価値観との関係を正しく認識する必要がある。そのためには、企業活動に関する法を体系的に理解することが不可欠だ。本書では、企業にとって重要な法律ないし法分野として、会社法、独占禁止法、証券取引法、知的財産法、労働法の5つを取り上げ、企業法としての体系を重視しつつ、趣旨・目的との関係を中心に解説した。

目次

序章(コンプライアンスと法令遵守、企業の社会的責任(CSR)、内部統制
コンプライアンスによる問題解決の前提)
第1章 企業法の基本的・体系的理解(企業と憲法・民法・刑法;企業法の体系 ほか)
第2章 企業法として重要な5つの法(会社法;独占禁止法 ほか)
第3章 コンプライアンスの基本的手法(フルセット・コンプライアンスの5要素と相互関係;コンプライアンス問題に関する事実解明と分析 ほか)
第4章 事例問題とコンプライアンスに関連する裁判例等の紹介(事例問題と解説;コンプライアンスに関連する裁判例等)

著者等紹介

郷原信郎[ゴウハラノブオ]
1955(昭和30)年島根県松江市生まれ。77年東京大学理学部卒業。83年検事任官、公正取引委員会事務局審査部付検事、東京地検検事、広島地検特別刑事部長、法務省法務総合研究所研究官、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官兼教官などを経て、2005年から桐蔭横浜大学法科大学院教授(派遣検事教官)、桐蔭横浜大学コンプライアンス研究センター長に。独自の「フルセット・コンプライアンス論」を掲げて桐蔭横浜大学コンプライアンス研究センターを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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