内容説明
本書は、“IR”ニーズの高度化・多様化への対応を狙いとして、IR活動の基本から実務対応面まで幅広い内容としました。最近の動向もできる限り織り込んでいます。また、企業サイドから見たIR活動にとどまらず、特に外国人機関投資家サイドからみたIRについても多くの紙面を割いています。
目次
第1部 企業サイドから見たIR(IR活動の目的・分類;株式公開準備とIR活動とのつながり;IR活動の内容;経営戦略としてのIR)
第2部 投資家サイドから見たIR活動のあり方(機関投資家主役時代におけるIRの諸課題;投資家・株主の実像;世界に広がる年金ネットワーク;外国人株主の動向)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Naota_t
3
★3.2 上梓が2003年と古いが、もちろんIRの基礎となる部分は変わらないので勉強になる。IRに関して、全く知識がない人向けに書かれており、ざっくりと全体像を知るには良い。いろんな本でも本書が参照されている気がする。なかでも心に留めたのは、経営トップは率先、継続してIR活動を行い、業績が悪化したときこそ、その認識と脱却する戦略を説明すること。IRの定義とは、戦略的かつ全社的なマーケティング活動であり、投資家に対して企業の業績や将来性を正確に提供し、究極的には企業の資本コストを下げる効果を持つこと。2021/01/12