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出版社内容情報
日本最高峰の経営者養成塾では何を教え、何を学んでいるのか? 10年分のプログラムから高評価のコンテンツを初公開。「ナレッジ・フォーラム」とは、2008年1月に世界的な経営学者である野中郁次郎氏(一橋大学名誉教授)が、知識創造理論に基づいて作り上げた、次世代リーダー育成のプログラムである。ファシリテーターは、竹内弘高氏(ハーバード・ビジネススクール教授)と一條和生氏(一橋大学教授)。現在10年目にして、数多くの企業トップを輩出している。ここでは、?哲学、文学など、第一人者を招いてリベラルアーツを学び、?自己の経験を周囲と共有するリーダーシップの訓練、?日本企業の経営についての課題を見つけ、モデルを作って研究発表をする、というプログラムが行われている。本書は、開講10年目にしてこの非公開のプログラムの中から評価の高いコンテンツをもとに書籍化したものである。
まえがき(野中郁次郎)
第1章 講義編 経営者のためのリベラルアーツ
リベラルアーツとマネジメントは車の両輪(野中郁次郎)
哲学(荻野弘之)/文学(やまだようこ)/歴史(山本博文)/経済(吉川洋)/AI(西垣通)/戦略(番匠幸一郎)/政治(安田隆二)
第2章 経験の共有編 自らのリーダーシップを語る
リーダーシップ・ジャーニーを振り返る(一條和生) ほか
第3章 論文編 新しい経営コンセプトを創造する
バークレー仕込みのコンセプト創造力を日本の企業人に(野中郁次郎) ほか
あとがき(竹内弘高)
野中 郁次郎[ノナカ イクジロウ]
著・文・その他/編集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てん
6
この本に出合えてよかった。個人も、企業も、社会も、経済も『成長』が必要。どうすれば成長できるか?なにがイノベーションを起こすのか?その解が『リベラル・アーツ』だ。常々「頭のいい人は、難しいことを簡単に教える」と思っているが、この本の前半の教養課程の講師たちは本当にスゴイ。例えば”歴史”一つとっても、日本人の本質を、過去を踏まえながら短い文章で教えてくれる。人は人によって磨かれる。全編からフォーラムの熱さが感じられる。こんなプログラムが有れば、是非参加してみたいと思ったが、参加者が凄まじすぎて、引いた。2018/12/14
ponte
1
以下備忘録。 ・歴史というのは、それぞれの主観というか価値観による解釈が入ってくる。 ・経験談は、聞き手の経験に共感的に響き、そこから自分自身の物語を主体的に生み出しやすくなる。 ・需要不足がデフレ脱却を阻んでいる。 ・需要創出型のイノベーションが存在しないことが、日本経済の最大の問題。 ・物事が徹底されないのは、聞く側が納得しないから。 ・国の発展に重要なことは、継続的に富を生み出す力。 ・信頼、気概、謙虚 ・management is a liberal art.2019/03/30