出版社内容情報
MBAの分析ツールの基本と使い方身につく企業戦略事例集。
戦略論とフレームワークを
「使える」レベルまで思考力を高める!
マーケティングの4P's、STP、プロダクト・マップ、コーホート分析、シックス・フォーゼス・モデルなど、
MBAの分析ツールをの使い方を自学自習できる。
企業戦略の事例を、MBAで学ぶオーソドックスなツールを用いて分析。ケースとその分析結果を示すのみにとどまらず、分析プロセスを示していく。MBA取得希望者や経営学の知識を一通り学んだものの、うまく活かせないと思っている人たちに格好の書。成功している企業戦略の基本戦略とその企業独自のひと工夫を明らかにしていく分析過程には「なるほど」と思うはずだ。社外データと公表データのみでここまでできるの? 自社ならさらにくわしくできるのではないかと思えてくる。
戦略はシンプルだ、言われることは多い。実行することまで考えれば、戦略がシンプルに表現されなければならないことは明らかである。
しかし、現実は複雑であり、その分析の最中に使われる思考法も複雑であり、複雑さをうまく管理する諸概念とフレームワークがなければ思考は発散するばかりであり、戦略をシンプルに表現することはできない。
経営学の概念やフレームワークは、「知っている」というだけでは複雑な現実を整理する概念的道具として有益さを発揮できない。それを「使える」というレベルにまで自分自身の戦略思考力を高める必要がある。本書は「知っている」ではなく「使える」というレベルに到達するためのお手本あるいは見本のような存在である。
序章 戦略思考力の高度化をめざして
第1章 エコシステム全体をとらえるマーケティング戦略
第2章 縮小市場における成長セグメントの取り込み
第3章 顧客のトレンドの変化と市場動向
第4章 造船業界における市場地位別の競争戦略分析
第5章 ネット通販の普及による利益ポテンシャルの変化
第6章 コンビニエンスストア業界の二極化要因
【著者紹介】
沼上 幹(ヌマガミ ツヨシ)
戦略論/組織論の第一人者。1960年静岡生まれ。1988年一橋大学大学院商学研究科博士課程単位取得。1991年一橋大学商学部産業経営研究所専任講師。現在、一橋大学大学院商学研究科教授、国立大学法人一橋大学理事・副学長。主な著書に『液晶ディスプレイの技術革新史』(白桃書房、日経経済図書文化賞・毎日新聞社エコノミスト賞受賞、1999年)。『組織戦略の考え方』(ちくま新書)、『経営戦略の思考法』(日本経済新聞出版社)。
内容説明
戦略論とフレームワークを「使える」レベルまで思考力を高める。マーケティングの4P’s、STP、プロダクト、マップ、コーホート分析、シックス・フォーゼス・モデル…、MBAの分析ツールの使い方を自学自習できる。
目次
序章 戦略思考力の高度化をめざして
第1章 エコシステム全体をとらえるマーケティング戦略―食器用洗剤及び衣料用洗剤を事例として(P&G参入による食器用潜在市場の激変;P&Gのマーケティング戦略の分析 ほか)
第2章 縮小市場における成長セグメントの取り込み―大和ハウス賃貸住宅事業の二重のマーケティング戦略(大和ハウス賃貸住宅事業の成長;二次顧客(居住者)に対するマーケティング・ミックス ほか)
第3章 顧客のトレンドの変化と市場動向―生命保険業界の深層構造(2つの指標による2つの見方;人口動態分析による市場縮小傾向の解明 ほか)
第4章 造船業界における市場地位別の競争戦略分析―水平分業化進行の可能性(市場地位別の分類;造船業界の概観 ほか)
第5章 ネット通販の普及による利益ポテンシャルの変化―宅配便業界(宅配便業界の業界構造分析;ネット通販の普及に伴う利益ポテンシャルの変化 ほか)
第6章 コンビニエンスストア業界の二極化要因―セブン‐イレブン優位の構造分析(フランチャイザー企業の財務分析;コンビニ業界における4つの競争 ほか)
著者等紹介
沼上幹[ヌマガミツヨシ]
1960年静岡県生まれ。1983年一橋大学社会学部卒業。1988年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学。2000年一橋大学博士(商学)。現在、一橋大学大学院商学研究科教授/国立大学法人一橋大学理事・副学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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