目次
第1章 メーカーのあるべき思想を後世の日本に残す
第2章 「1」の単位で後工程引きの流れ生産が一番の効率
第3章 売れる量に合わせ小ロットでつくる
第4章 会社が生きていくにはどうすればよいのか
第5章 「創業は易く守成は難し」は本当なのか
第6章 「志」と「氣」をもって日本製造業の先鋒たれ
著者等紹介
木下幹彌[キノシタミキヤ]
昭和4年10月13日兵庫県神戸市生まれ。昭和26年3月兵庫県立神戸経済専門学校(現・兵庫県立大学)卒業。4月中央紡績(株)入社(~昭和34年3月)。昭和38年3月日本シーラント(株)代表取締役社長(~昭和54年4月)。昭和44年6月ウシオ電機(株)常務取締役(~昭和48年6月)。昭和48年6月同社取締役副社長(~昭和54年4月)。昭和54年4月同社代表取締役社長(~昭和55年12月)。昭和57年7月(株)エム・アイ・ピー代表取締役社長。平成13年6月同社代表取締役会長。平成20年4月同社代表取締役会長兼社長(~現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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手押し戦車
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消費者の要求する品質や価格、納期を阻害する要因を全ての無駄とみなし全部署で徹底的に排除し受注に直結した製品作りをすると在庫が出ず顧客に全部販売出来る消費完結型生産方式が製造の思想になる。材料を必要な時に必要な分だけ外部から納品させる事で小出しになり輸送の回数や天候に左右され納期が延滞して工場が止まるリスクも有る。製造業は在庫は罪子になり、その罪子のために倉庫など余計な費用が発生し陳腐化して処分代が発生する。設備投資の前に無駄なコンベアを取り作業と作業の継目をスムーズに動かし多能工を育てていく2015/02/08
taco
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日本企業の強さは、このような人たちの活動によっても支えられており、重層的で裾野が広く、非常に強固ではないかと、改めて、感じさせられる本であった。2015/09/06
koji
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中国、韓国に追い越され窮地に陥っている日本のものづくりですが、NPSは地道で息の長い活動を続けています。本書は、創立者木下幹彌さんを祝う記念論文集の趣で、その言葉は箴言に溢れています。「自助、自立、自戒」、「創業は易く守成は難し」、「玉琢かざれば器を成さず」、「瑠璃も玻璃も照らせば光る」、「ロバは旅に出ても馬になって帰ってこない」等。さらにNPSの思想、「1個流し」、「後工程引き」、「A(開発設計から営業)+B(生産部門)+C(発送、納品から代金回収)」は普遍概念です。韓国、中国企業も入れてほしいですね、2012/10/18
夢仙人
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NPSの他の本も読んでみたい。NPS研究会にはどうやったら入会できるのか。2012/08/22
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- 和書
- 現代の労務管理