出版社内容情報
蛍光灯は１つずつひもで消灯、コピーは１台、残業は罰金制。だけど日本一休みが多く、７０歳定年で、超高収益企業。テレビ出演４５回以上の名物社長が「ドケチ」「反ドケチ」経営の方法と哲学を説く。
内容説明
どこをケチり、何に金をかけるか。「ドケチ」「反ドケチ」のバランスが人を育てる。
目次
第１章 ドケチとは、社員にコスト意識を植えつけること（引きひもスイッチの蛍光灯は、席をはなれるときはこまめに切る；エレベーターは行き先階のボタンのみ、「閉」ボタンを押すのは厳禁 ほか）
第２章 社員をやる気にさせる「反ドケチ」作戦（６４歳の現役社員は年収７００万円余り；年間休日１４０日で育児休暇は３年間 ほか）
第３章 自主性と自覚をもったプロ社員の「反ドケチ」な育て方（社長自身が「自分は○○バカだ」と自覚すべき；「３ナイ」主義―「教育しない」「管理しない」「強制しない」 ほか）
第４章 ミライイズムは終わらない（やってみてダメだったら、別の方法を試して、考えることを止めない；創業時の原点（１）専務をクビになった翌日に社長になった ほか）
第５章 「勘違いドケチ」をしてはいけない（「人件費が高い」大国ニッポン；「勘違いドケチ」は、ケチる優先順位を間違えている ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi_N
17
既成概念にとらわれない、横並びをしない、メリハリをつけたお金の使い方。2024/03/01
kubottar
6
コピー機に使う紙はチラシやファックスの裏を使っているらしいですが、それを使うとコピー機の故障率が跳ね上がるという話しもあります。とはいえ、その他にも電灯を消したりエレベーターの「閉」ボタンを押さない等、ドケチな道をひた走っています。しかしただのケチ自慢の社長で終わらず、金をかけるべきところはどーんとかけてるのが好感が持てる。こういういいお金の使い方ができる人になりたい。2012/07/03
onasu
6
ドケチ話しを楽しみに読んでみました。著者は、ビジネス本でよく取り上げられる滋賀の会社の元社長さんです。いい会社には、誇れるものがあります。鶏卵ですが。シェアを占める品物、休日の多さ。それを支えるには不断の努力が必要ですが、その源は働く人々のやる気でしょう。逆張りの経営で成功を治めている著者には敬意を表します。但し、ドケチ話し好きには、ドケチ逸話での満腹度に不満が残ります。2011/02/09
TsuRu
3
ドケチだけじゃなく、ちゃんとバランスが取れてる感じがします。2010/10/15
nutts
2
上海での上流階級生活から一転し、帰国後食べ物にまで困った終戦直後。全てに騙されたと思った著者の心に、どれほど悔しさと怒りが宿っただろう。アイディアにあふれ、会社を背負う気概がみなぎる姿は、頼もしい半面焦燥感も漏れる。数字を出しながら根拠が大雑把だったり、ドけちと反ドけちの区分も所々微笑ましい。お金の上げ下げばかり強調するのはリップサービスもあるだろうが、そもそも「働くのが嫌い」というご自身の言葉通りであれば、やや悲しい。他の要素も信じられれば、上場まで25年もの時を経るムダも無かったであろう。2011/07/29
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