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経営理論 偽りの系譜―マネジメント思想の巨人たちの功罪

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  • サイズ A5判/ページ数 386,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492521595
  • NDC分類 335.12
  • Cコード C3034

内容説明

何者にも束縛されない、個人の自由と民主主義を尊ぶ国アメリカ。そのアメリカで生まれたマネジメント(経営管理)は、働き手としての「個人」を、経営者という名の権威のもとに跪かせる性質のものであった。生まれながらに「建国の精神」をは相容れないものの、人々は富と安定した生活を求め、マネジメントという「必要悪」を受け入れてきた。だが、テイラー以降に登場した経営思想の大家たちは、その本質を直視せず、彼らの遺した数々の理論は、結果として企業や社会の現実からかけ離れたものになってしまった。今日、経営者やマネジャーたちが誤った行動をとる原因は、こうした偉大なる思想の幻影に惑わされているからではないのか―。近代マネジメント思想史の再評価を試みる、大胆かつユニークな仮説。

目次

1 科学的管理法(草創期のアメリカでの人材マネジメント;「悪魔」―フレデリック・W.テイラー;「技術者」―ギルブレス夫妻とガント)
2 人間関係論(「楽天家」―メアリー・パーカー・フォレット;「心理療法家」―エルトン・メイヨー;ザ・リーダー―チェスター・バーナード)
3 社会哲学(「統計学者」―W.エドワーズ・デミング;「道徳家」―ピーター・ドラッカー)

著者等紹介

フープス,ジェームズ[フープス,ジェームズ][Hoopes,James]
バブソン大学歴史学特別教授。アメリカの文化・精神面の歴史に詳しく、グッゲンハイム財団と米国人文科学基金(NEH)から研究助成金を受けるほか、フルブライト基金の支援によりイギリスの大学で教壇に立った経験を持つ。本書を執筆するにあたっては、アルフレッド・P・スローン財団から助成金を得た。マサチューセッツ州ウェルズリー在住

有賀裕子[アルガユウコ]
東京大学法学部卒業、ロンドン・ビジネススクール経営学修士。通信会社に勤務の後、翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうじ

0
経営理論の巨人たちを一貫して批判的に評価した本。テイラーから始まりドラッカーで終わるけど、テイラーあたりの批判はやや攻撃できであるのに対して、ドラッカーへの批判はおとなしい。人格の歪みみたいな部分にまで踏み込んでおり好き嫌いはあると思うけど、有名人の成果を批判的に評価することの価値はあると思った。2016/11/04

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