出版社内容情報
ビジネスの深化にともない、学際的かつ複眼的視点が必要になってきたイノベーション研究。本書では従来の経済学、経営学の枠組みを超えたイノベーション研究の先端テーマを紹介する。
内容説明
「新しいもの」を生み出す「創造」のプロセスは、従来の経済学や経営学の枠組では十分に解明できない。閉塞する日本の社会経済システムを突破するキーワードでもある「イノベーション」と「知識」を軸に、第一線研究者が学際的・複眼的な視点で論じる。
目次
序章 イノベーション研究の全体像
第1章 「日本型」製品開発プロセスとコンカレント・エンジニアリング
第2章 価値分化と制約共存
第3章 放射線イメージングのイノベーション
第4章 企業間分業における知識の役割と管理
第5章 ナレッジ・プロバイダーとしてのベンチャー・キャピタル
第6章 新しいテクノロジー・ブローカー
第7章 日本のイノベーション・システムにおける大学の役割
第8章 累積的な技術革新における知的財産権の役割
第9章 アッという間の一年とは