内容説明
「場」を活かす企業が生き延びる!経営学への新たな視点を提供。本書が取り扱う「場」の共通項は、物理的・組織的な諸条件のもとに、限られたメンバーが共通して認識するプラットフォームが、まるで生き物のように生成・変化し、関係者の行動を規定しまた影響を与え合うという点である。そこでは、「個」と「場」が互いに切り離しがたく共存し相互作用し合っており、組織論的に極めて重要な役割を果たす。
目次
第1章 さまざまな「場」
第2章 場のマネジメント:概説
第3章 場の動態と知識創造:ダイナミックな組織知に向けて
第4章 場への学際的接近
第5章 場と自己組織化:アイシン精機火災とトヨタ・グループの対応
第6章 市場における場の機能:秋葉原の価格形成プロセス
第7章 産業集積と場:豊かな「場の情報」が生み出す柔軟な連結