出版社内容情報
熱き経営者、澤田貴司の成功と挫折の半生の物語を追いながら現場重視の改革で地域密着の店舗経営を目指す新生ファミマの挑戦を描く。
内容説明
逆風吹き荒れる3兆円の巨大ビジネスをどう変えるのか?澤田貴司が初めて語る「ファミマ改革」
目次
第1章 リーダー改革―現場のために誰よりも、努力する
第2章 意識改革―やりたいことに徹底的に、こだわる
第3章 カルチャー改革―目に見えてわかる、変化をつくる
第4章 マーケティング改革―売り場を固めて一瞬で、伝える
第5章 制度改革―正しいことに挑む、仕組みをつくる
第6章 未来をつくる―地域とともに働く、生きる
著者等紹介
上阪徹[ウエサカトオル]
ブックライター。経営、金融、ベンチャー、就職などをテーマに、雑誌や書籍、webメディアなどで幅広く執筆やインタビューを手がける。1966年、兵庫県生まれ。早稲田大学商学部卒業。ワールド、リクルート・グループなどを経て、1994年、フリーランスとして独立。これまでの取材人数は3000人を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろき@巨人の肩
119
ファミマ澤田貴司社長の半生を通して、彼の経営哲学と実践の軌跡を俯瞰する良書。「三方よし」に基づくパーパス経営と店舗をキーチャネルと定義した集中戦略。加盟店オーナーやナショナルブランドメーカーとのオープン・コミュニケーションを徹底してファミマ本社がすべきことを絞り込むこみ、王道のマーケティング戦略を進めることで、サークルKサンクスとの統合を経て、ファミチキ先輩、フラッペなどファミマの再ブランディングに成功。今後は古巣・伊藤忠第8カンパニーにおける顧客とのインターフェースとしてコミュニティ機能を進化させる。2021/12/22
Naota_t
4
#2127/★3.3/元ファストリ副社長、ファミマ社長の澤田貴司が語るファミマ改革。伝えたい内容は、主に澤田のリーダー論だと思った。誰よりも汗をかく、現場に足を運ぶ、率直に議論することで部下も澤田を信用し、士気も変わる。また、自分で考えて行動する、地域で最高に愛される店舗になる、経営者の思いを伝え続けるなど、小売業に大事なことも多く学べた。「売り場を固める時にはカラーが大事」は参考になった。商品を見せる、固めることが今のユニクロのLifeWear、売り場作りにも引き継がれているのだろう(+ファミマにも)。2024/06/27
しゅんぺい(笑)
3
ファミマのひとの本って、届いてから初めて知った。子どもからもらった手紙が印象的やったな。2020/08/12
Sei
3
じっくり読んだ。一歩でもいいから近づきたい。 伊藤忠時代に社長へ小売参入の直訴叶わず退職し、ユニクロ副社長まで上り詰め、起業を経て20年後に伊藤忠からオファー。 自分だって負けてなるもんかって思った。 2021/01/22
m-kuma
3
サークルKサンクスとの統合にあたり社長に迎え入れられた澤田氏。元々、ファミリマートの筆頭株主である伊藤忠商事の社員であった澤田氏は、かつて小売業に進出しない伊藤忠に見切りをつけて退社した経歴を持つが、その澤田氏の熱量、本気度が通じ、新生ファミマの社長として白羽の矢が立つ。『職業、挑戦者』というタイトルにもあるよう、前例に囚われず、現場、すなわち加盟店にとって必要な改革をどんどん進めていく。現場目線に立つため、社長就任前には自ら店頭にも立った本気度が、今のファミマを生む。社長の熱量が伝わってくる一冊です。2020/08/09
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