なぜサムスンの社員は一流大卒でなくてもすごいのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492502471
  • NDC分類 549.09
  • Cコード C3034

出版社内容情報

採用、教育、昇進、業務プロセスから会議や報告書のルールまで、元サムスン電子幹部が明かす社員の競争力を最大限に引き出す仕組み。

サムスンの2012年の売上高は前年比22%増の201兆1000億ウォン(約16兆円)、
営業利益は同86%増の29兆5000億ウォン(約2兆3000億円)と、
過去最高を記録しています。

本書には、サムスンの競争力を探るために、
社員研修、人事、会議、出張、セキュリティ、プロジェクト進行のシステム、
さらに迅速な業務を遂行可能にする社内ITシステムにいたるまで、
実際のエピソードとともに詳しく書かれています。

・学歴は未来を保証しない
・組織の効率を高めるメンター・メンティ制度
・学歴よりも重視される英語力
・専攻は基本、副専攻は競争力
・プロパーの競争心に火をつけるキャリア採用
・9割の社員は課長になれる
・総論賛成、各論討議、結果協力が会議の大原則
・海外出張で最高級ホテルに宿泊する理由
・サムスンは情報のブラックホール
・年収の50%まで支給されるPSボーナス
・結婚準備は結婚サポート室がすべてサポート
・飲み会で守らなければならない三大原則
・サムスンの女性優遇には理由がある
・派閥は徹底的につぶされる
・公正な業務環境評価のためのGWP制度
・組織の不和を払拭するリーダーの心得

それぞれの内容は、著者がサムスン電子で全社的な業務プロセスを構築しただけあり、
内側にいる者でなければ知り得ないことが具体的に書かれています。
サムスン独自の業務プロセスを具体的に知ることができるのは、
ビジネスパーソンにとっては大変興味深いことでしょう。

韓国人はどちらかというと、石橋を叩いて渡るより、
100%の確証はなくても、とにかくやってしまう素早さ、大胆さを
もっているというイメージが強いですが、
スピーディな意思決定で知られるサムスンが、
けっしてそんなやりかたをしていないことが、本書ではよくわかります。

何十回も石橋を叩き、100%できると完全に証明できなければ、けっして実行に移さない。
そこにいたるまでの過程の慎重さ、緻密さに、驚く人も多いのではないでしょうか。

さらに、社員の競争力を最大限に引き出すための投資も
惜しまない企業であることがよくわかります。
人材については、一流大学出身でなくても、語学力や経歴やスキルいかんで、
いくらでもサムスンに採用される可能性があるということも示されています。

サムスンの現場で行われていることを、あなたの仕事に活かすことで、
個人のスキルアップはもちろんのこと、組織の発展にも役に立つことでしょう。

PART1 サムスンマンの仕事は本当にすごいのか
1 未来型人材だけがサムスンマンになれる
2 新入社員S、サムスンに入社する
3 昼夜を問わないサムスンマンの日常
4 社内競争に活力を吹き込むキャリア採用
5 生き残れ! サムスンはすべてを与えてくれる
6 彼らはなぜサムスンを離れるのか
7 一度サムスンマンになれば永遠にサムスンマン
PART2 世界最強の組織を生み出すシステム経営
8 目標を一〇〇パーセント達成させるアプローチ戦略
9 一貫性ある業務を可能にする業務プロセスシステム
10 一方向の原則を実践するサムスン会議
11 日が暮れない企業、サムスンの海外出張
12 入るのは簡単でも出るのは難しいセキュリティ
13 死ぬほど働けば死ぬまで報われる
PART3 一流の社員を支えるサムスン文化
14 世界最強の精神力! サムスンの女性社員はワンダーウーマン
15 話せば通じる! サムスン流、酒の飲み方
16 責任は上が取る! 組織の不和を払拭する上司の心得
17 働きがいのある職場を作る!
18 余暇を徹底的に楽しむ!
付録 サムスンの新入社員採用プロセス

【著者紹介】
ペ・ドクサン
経営コンサルタント、元サムスン電子幹部
漢陽大学情報経営工学科に在学中、空軍の学士将校に任命され、連合施設部の通訳将校と施設管理将校として勤務。その後サムスン電子に入社し、全社的な環境安全システムの標準化業務プロセスを構築。現在は、アメリカ系の経営コンサルティング会社に勤務する一方、韓国開発研究院の国際政策大学院(KDI School)で政策学の修士課程を履修中。

内容説明

1カ月で競争する社員に育てるSVP研修、不可能を可能にするPDCAの原則、目標を確実に達成させるアプローチ戦略、短時間で必ず結果を出す会議のルール―チームの競争力を100%引き出し結果を出し続けたいリーダー必読の書。

目次

1 サムスンマンの仕事は本当にすごいのか(未来型人材だけがサムスンマンになれる;新入社員S、サムスンに入社する;昼夜を問わないサムスンマンの日常 ほか)
2 世界最強の組織を生み出すシステム経営(目標を一〇〇パーセント達成させるアプローチ戦略;一貫性ある業務を可能にする業務プロセスシステム;一方向の原則を実践するサムスン会議 ほか)
3 一流の社員を支えるサムスン文化(世界最強の精神力!サムスンの女性社員はワンダーウーマン;話せば通じる!サムスン流、酒の飲み方;責任は上が取る!組織の不和を払拭する上司の心得 ほか)

著者等紹介

ペドクサン[ペドクサン]
漢陽大学情報経営工学科に在学中、空軍の学士将校に任命され、連合施設部の通訳将校、施設管理将校として勤務。その後、サムスン電子に入社し、全社的な環境安全システムの標準化業務プロセスを構築。現在、アメリカ系経営コンサルティング会社に勤務する一方、韓国開発研究院の国際政策大学院(KDI School)で政策学の修士課程を履修中

吉原育子[ヨシハライクコ]
新潟市生まれ。埼玉大学教育学部音楽科卒業。成均館大学などで韓国語を学ぶ。韓国文学翻訳院短期集中課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

芸術家くーまん843

1
『なぜサムスンの社員は一流大卒でなくてもすごいか?』ペ・ドクサン・著 東洋経済新報社2012年の第4四半期で営業利益八兆八四〇〇億ウォン(約七〇〇〇億円)を達成し、五年連続で史上最高額更新、現在は韓国のGDPの20パーセントを占めるサムスンの秘密に迫った一冊。著者は、サムスン電子を経て、米系のコンサルティング会社に勤務するペ・ドクサン氏です。これまでにも、『サムスンの決定はなぜ世界一速いのか』や、『サムスン式仕事の流儀』などのサムスン本を紹介してきましたが、本書はよりマネジメントや制度に主眼が置かれており2013/04/16

ゆうた

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PDCA、会議に対するスタンス、記録と共有、総論賛成、各論討議、結果協力という大原則、競争力と自尊心が社内にあることは大切です、最近、そこが欠けているということに気づきました。2015/10/03

TOK

0
韓国の超優良企業サムスンに入社できる人は学歴だけで判断できない。何か突出した長所がある。語学力そして軍人並の体力,精神力がある。サムスン社内の実情が細々と理解できて参考になった。2013/05/24

まろん

0
★★★☆☆ 元サムスン電子の著者が、経験談を用いてサムスンの企業文化を鮮明に書いた本。企業風土や業務プロセスシステムの解説を通して、サムスンに根強く残る反骨心と成長志向が伺える。他の企業の内情を知れるだけでも面白いが、世界に名だたるサムスンはやはり優秀な人が多い。博士号やMBA、TOEIC900点がゴロゴロいる。こんな人たちが働き方改革などクソ喰らえの精神で働いているのだから、それはもう日本人の勝ち目はない。もっと成長するために努力しなければと自分を引き締めるモチベーションになる本。2019/10/09

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