ワイドレンズ―イノベーションを成功に導くエコシステム戦略

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ワイドレンズ―イノベーションを成功に導くエコシステム戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 236,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492502457
  • NDC分類 336.1
  • Cコード C3034

出版社内容情報

なぜ優れたイノベーションが成功しないのか?商品・サービスを取り巻く全体を捉える必要性を紹介した欧米で話題の経営書。

全米のMBAプログラムで必読文献
イノベーション論に“イノベーション”を起こす!
なぜ多くの企業の革新的な製品やサービスが成功につながらないのか? 顧客ニーズを踏まえ、素晴らしい商品を開発し、競合に圧倒的差をつけたはずなのに。その理由は、「自社のイノベーション」に集中するあまり、成功のカギとなる商品を取り巻く「生態系(イノベーション・エコシステム)」を無視していることにある。本書では、エコシステム全体を見るためのツール=「ワイドレンス」を紹介し、企業の事例を紹介しながらイノベーションと成功とのギャップを明らかにし、企業が「死角」に陥らずに成功に導いていくための方法を探っていく。登場する事例は、電子書籍をめぐるソニーとアマゾン、日産の電気自動車、iPodといPhone、3G携帯電話など。推薦者はジム・コリンズ、ジェフリー・イメルト、ジェフリー・ムーア、クレイトン・クリステンセンなどの錚々たる面々。本書のベースとなった『ハーバード・ビジネス・レビュー』の論文は全米のMBAプログラムで必読文献とされている。米国の気鋭の経営学者によるイノベーション論のイノベーション。

第I部 エコシステム全体を捉えるワイドレンズ
第1章 すべて正しいことをしたのに、なぜ失敗するのか
第2章 コーイノベーション・リスク
第3章 アダプション・チェーン・リスク
第II部 エコシステム内のポジションを決める
第4章 エコシステムの全体像づくり
第5章 役割と関係
第6章 適切な場所、適切なタイミング
第III部 ゲームに勝つ 
第7章 ゲームを変える
第8章 成功のための順序づけ
第9章 成功確率を上げるために

【著者紹介】
ロン・アドナー
ダートマス大学エイモス・タックビジネススクール教授
1993年クーパーユニオン大学工学部卒業。1998年ペンシルベニア大学ウォートンスクールにてPh。D。所得。INSEAD(欧州経営大学院)准教授などを経て、2008年より現職。MBA学生から圧倒的な支持を受け、INSEAD(5回)、タック(1回)のベストティーチャー賞を受賞。Management Scienceの副編集長、Academy of Management Review、Strategic Organization、Strategic Management Journalの編集委員を務める。専門はイノベーションの成功と失敗の原因の研究、多角化、および経営戦略。企業でのコンサルティング、講演の多数。Wall Street Journal、Harvard Business Reviewなどの著名経営誌への寄稿、学術論文の発表も多いが、経営書としては本書が初の単著となる。

内容説明

革新的なはずの製品やサービスがなぜ成功しないのか?スマートフォン、電子書籍、電気自動車などの最新のトピックを取り上げながら、エコシステム(生態系)全体でビジネスを捉えるための手法を紹介。

目次

第1部 エコシステムの全体像を捉えるワイドレンズ(すべて正しいことをしたのに、なぜ失敗するのか;コーイノーベーション・リスク―イノベーションを自分だけで起こせない場合の本当の成功確率;アダプションチェーン・リスク―エンドユーザー以外の顧客とは誰か)
第2部 エコシステム内のポジションを決める(エコシステムの全体像づくり―すべてのパートナーとその場所を明確にする;役割と関係―イノベーション・エコシステムのリーダーになるか、フォロワーになるか;適切な場所、適切なタイミング―先行者が勝つとは限らない)
第3部 ゲームに勝つ(ゲームを変える―エコシステムを自分に有利な形に再構築する;成功のための順序づけ―連続するゲームに勝ち続ける;成功確率を上げるために)

著者等紹介

アドナー,ロン[アドナー,ロン][Adner,Ron]
ダートマス大学エイモス・タックビジネススクール教授。1993年クーパーユニオン大学工学部卒業。1998年ペンシルベニア大学ウォートンスクールにてPh.D.取得。INSEAD(欧州経営大学院)准教授などを経て、2008年より現職。MBA学生から圧倒的な支持を受け、INSEAD(5回)、タック(1回)のベストティーチャー賞を受賞。Management Scienceの副編集長、Academy of Management Review,Strategic Organization,Strategic Management Journalの編集委員を務める

清水勝彦[シミズカツヒコ]
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(ビジネススクール)教授。1986年東京大学法学部卒業、1994年ダートマス大学エイモス・タックビジネススクール経営学修士(MBA)、2000年テキサスA&M大学にてPh.D.取得。コーポレイトディレクション、テキサス大学サンアントニオ校准教授(テニュア取得)を経て、2010年より現職。Academy of Management Journal,Strategic Management Journal,Journal of Management Studies,Journal of International Managementの編集委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

任世官(イエン・シーカン)

5
はてなブログに投稿しました。よかったら読んでね 【読書感想文】 ワイドレンズ: 成功できなかったイノベーションの死角 ワイドレンズ: 成功できなかったイノベーションの死角 - 石鹸の製造・卸・販売 http://htn.to/xDTX9Y2014/03/26

イノベーター

5
ワイドレンズでビジネスの死角をなくせ http://www.4-de.net/changebook/?p=3432013/05/27

放蕩長男

4
職場の中堅戦力な先輩から紹介された本です。ワイドレンズ、つまり広角レンズを通してものを見るように、有名企業が向き合ったイノベーションの顛末を、一歩下がった広い視点で分析し、どうすれば失敗を防げるかを論じています。大事なのは、一企業のイノベーションではなく、ビジネスパートナーと連携したイノベーション。覚えておきます。 キーワードの一つである、エコシステムを、「生態系」ではなくて「自然環境保全システム」と勘違いしながら読み進めてしまったのは、ここだけの話です。2016/04/19

きむロワイヤル

4
イノベーションが新しい製品を生み、それが市場を席巻するという考えは実は、かなり足りなくて、そのイノベーションを受け入れる側、それを販売するチャンネル、メンテナンスする側と多くの構成要因があり、それらをうまくコントロールできれば、市場を席巻することが出来るというという考え。ある意味当たり前ではあるが、これが出来るかにより、製品・サービスが成功するかどうかが決まるという考え方には賛成である。2013/08/26

Q_P_

2
広い視野を持つことが重要。 サービスや商品などを提供する側からの視野の広さの重要性を主張した内容。使う側の視点に立てれば、その視野の広さを獲得できそうにも思うが、その難しさをうまく克服する方法。自分たちは想定していなくとも、消費者側から見たときに、間接的に関わる企業などがあればその影響も考慮。2017/01/08

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