内容説明
「奥義」を極めるなら、回転寿司に学べ!「TVチャンピオン」優勝者にして表も裏もすべてを知り尽くす筆者が、成功の秘密を解き明かす。
目次
第1章 流行る店は何が違うのか?
第2章 回転寿司・進化の軌跡を追う
第3章 「ご当地回転寿司」に見る回転寿司の未来図
第4章 回転寿司の「マグロ経済」―一番人気、マグロをめぐる熾烈な戦い
第5章 原価率八〇%のトロと一〇%のツナマヨコーンに見る商品バランス
第6章 大手一〇〇円寿司業界に異変?―スシロー躍進で見えてきたこと
第7章 回転寿司を「経営学」する―F/Lコスト七〇%に見る経営感覚
第8章 回転寿司界の黒船「グルメ系一〇〇円寿司」の明と暗
第9章 最新回転寿司事情
第10章 グルメ系回転寿司大激戦区―札幌・金沢の回転寿司バトルに迫る
著者等紹介
米川伸生[ヨネカワノブオ]
回転寿司評論家・日本回転寿司協会専務理事。1966年東京生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、泉麻人事務所にて、放送作家、ライター業に従事。「テレビ探偵団」「テレビの王様」など人気番組の構成や『POPEYE』『月刊プレイボーイ』など雑誌の連載を多数持つ。2000年から回転寿司評論家として活動をはじめ、テレビ、雑誌等のブレーン、監修などを多数こなす。2007年、「TVチャンピオン2回転寿司通選手権」(テレビ東京系)にて優勝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
手押し戦車
14
ビジネスは競争の中で自分達の長所を最大限に伸ばしそれが顧客価値になり更に経営努力を促進し差別化がイノベーションを生む。強みの上に自ら築き得意分野や競争有利な能力を生かした成長を目論む。機械ではなく人間の力による思い出に残る演出する為のサービスを強みとし感動創造企業は強い。ライブ感やワクワク感を提供する仕組みが共感を呼び、お客さんを引き寄せ感動を創造するほどお客さんが答えを教えてくれる。お寿司と回転をさせる機械を組み合わせさらに継続的イノベーションの繰り返しにより幅の広いお客さんを多く取り入れている2015/02/21
Willie the Wildcat
14
競争が生み出すプラスとマイナス。前者の代表は、品質・サービス向上。後者の代表は、淘汰と差別化。業界の枠を超えた不変の真理。多様性に対する軸のぶれない経営。結果に対する評価サイクルが短期化する現代で、立ち位置を踏まえた各社の取り組み・苦労は、どの業界も同じ。興味深いのが、「トップ3のマーケット・シェア率」。海洋資源保護などに触れていないが、回転寿司業界でも社会性・貢献も、今後の企業評価にもれなく繋がる気がする。2013/06/05
Humbaba
7
現在,回転寿司には大きく分けて2種類がある.1つ目は,かっぱ寿司などを始めとする価格を売りにしたものであり,2つ目はグルメ志向の店舗である.どちらも様々な努力によって,価格よりも高い価値をつけることに成功し,それによって多くの人を惹きつけることができている.2012/02/13
miyatatsu
5
全く面白みのない本でした。学んだこととしては金沢が最も寿司業界で有名であると言うことぐらいです。2017/12/26
壱萬参仟縁
5
スシローのTVCMが鮮度抜群の印象を与える。海辺でなくても手軽に105円で斬新なネタを享受できるとあって、お昼時以外にも客足が途絶えることがない。手軽さ+αの魅力(ⅳページ)。故金子哲雄氏のような塾員のバイタリティに敬意。寿司を握る職人も需要に対応しがたくなっている(038ページ)。さらに中国人も贅沢の味を覚え始め、うなぎ価格が高騰していることからも食材調達も安穏としていられない。048ページの棒グラフで3社競争も熾烈さを極めている。金沢の地の利も重要(058ページ~)。149ページの3社の配置図は大切。2013/02/20
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- 和書
- ゼロからの山里暮らし