アリババ帝国―ネットで世界を制するジャック・マーの挑戦

張 剛【著】《ジャン/ガン》/永井 麻生子/王 蓉美/王 彩麗【訳】

東洋経済新報社（2010/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 321p／高さ 19cm
• 商品コード 9784492502075
• NDC分類 007.3
• Cコード C3034

内容説明

アリババ創業者、馬雲（＝ジャック・マー）の１０年の軌跡からネットの未来が見える。グローバル化するビジネスに対応する日本人ビジネスパーソン必読の書。

目次

第１章　創業期　険しい道―１９９９～２０００
第２章　発展期　続く困難―２００１～２００２
第３章　拡張期　広がる帝国―２００３～２００４
第４章　挑戦期　五里霧中―２００５～２００６
第５章　円熟期　分かち合いの時代―２００７～２００８
第６章　未来へ　馬雲の「残酷な決定」―２００９～

著者等紹介

張剛［ジャンガン］
ジャーナリスト。１９９７年山東大学法学院卒業後、『済南時報』に入社。夕刊紙部門での中国新聞賞の一等賞、また、全国ニュース大会の二等賞などを受賞。２００１年、北京に移り、『中国新聞週刊』、『財経時報』、『経済観察報』などのメディアを経て、商業雑誌『中国新時代』執行主編、『中国企業家』総編集室主任、『英才』執行主編を歴任。現在、『環球企業家』専門テーマ研究部総監

永井麻生子［ナガイアイコ］
おあしすランゲージラボラトリー代表。追手門学院大学国際教養学部アジア文化学科非常勤講師。１９８７年４月より１９８８年１月まで北京師範大学対外漢語教学中心基礎漢語専攻進修生。商社勤務、日本語教師などを経て、１９９８年神戸市外国語大学大学院外国語学研究博士課程単位修得退学。２００６年おあしすランゲージラボラトリーを設立。書籍、印刷物のほか、映像メディアなどの翻訳を手がけている

王蓉美［ワンヨウミ］
株式会社ジェーシーフレンド代表取締役。１９９２年来日、専門学校で日本語を習得後、１９９８年大阪府立大学を卒業。同年上場ＩＴ企業に就職、翌年日本に帰化。２００１年有限会社ジェーシーフレンドを設立（２００８年に株式会社化）、２００７年中国上海現地法人（ＳＨＡＮＧＨＡＩ　Ｊ　Ｃ　ＴＲＡＤＩＮＧ　ＣＯ．，ＬＴＤ．）を設立。現在、国際貿易業務・国際交流通訳・翻訳・日中出版社コーディネーター業務等の仕事を通じ日中両国の交流の促進に務めている

王彩麗［オウサイレイ］
天津外国語大学日本語学部講師。２００２年湖南大学大学院日本語研究科（修士課程）を卒業。在学中の２００１年から２００２年まで千葉大学に留学。天津外国語学院日本語学部講師を経て、２００５年から神戸市外国語大学に留学。２００６年神戸市外国語大学博士課程に入学し、２０１０年３月学位取得。日本語講師、中国語講師、国際交流通訳、翻訳等の仕事に携わっている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[akira]

まちライブラリー府立大本。 2010年刊行。あまりにも知らないアリババについて読んでみようというのがきっかけ。サブプライム問題が起き、アリペイがスタートしたあたりで内容は終わる。その後についてもまた読んでいきたい。 印象に残るジャック・マーの長所。それは大企業のリーダーとは思えないほどの臆病さと慎重さを持っていること。上場時、サブプライム問題時、彼は従業員に『冬への備え』を説いた。これからの時代、生き残るのは準備を万全にする臆病者かもしれない。 「生まれながらにして安心感が欠けている」

2019/11/17

[maimai]

中国で初めて米国フォーブス誌に載った男ジャック•マー。凄まじいカリスマ性と先見性で世界のIT業界を制覇していく姿に感動しました。黎明期の中国経済の中で生まれたヒーローは瞬く間に世界水準に押し上げ米国企業をも震撼させます。苦難に次ぐ人生が描かれていますが、そんな彼が大切にしているのはお金ではなく企業の信頼と価値であること。お金があっても目的と理念がない企業は死んだ方がましだとあるように、私たちが働く意義を問いただしますね…中国の英雄ジャック・マーの物語です。

2020/08/14

[kochi]

中国のインターネット産業がこのまま発展すると、たぶん体制に大きな影響を与えることになるのでしょう。下部構造が体制を規定する現場を目撃できるか？読了後、ソフトバンクの孫さんが、元アスキーの西さんと同じくらい偉大に見えてきた。

2010/08/13

[newborn]

具体的にジャックマー率いるアリババは何をしたのかっていうのを知りたくて本書を手に取ったわけだけど、その話は遅々として進まない。何が彼らの競争力を押し上げたのかという話が明快でもなければ、簡潔でもないと思う。従って本当に原作者がアリババの内部や歴史を知った上で書いているのかと疑問に感じるわけです。もし十分な調査を基に企業の歴史を書くのであれば、どうしてこんな長々と曖昧な言葉遣いで書かなければならないのかという理由が見つからないからです。訳も良くないが、それ以上に原文がよくないのではないかとも思います。

2014/04/19

[メルセ・ひすい]

14-22　赤　･表紙裏…｢10年前､私は家の中で゛ﾈｯﾄｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞは可能だ゛と皆に説いていた｡１０年後の今日､われわれは全世界に向かって､今からの１０年をどのように見るべきかを宣言する｣　馬雲　★`99.12　ｿﾌﾄﾊﾞﾝｸがアリババへの２０００万$の投資…決定…孫｡｡ ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!! 　中国インターネットの雄“アリババ”の創業者、ジャック・マーの１０年間を通して、中国のＥコマースがどのように変貌、発展してきたのかを克明に描くルポタージュ。ビジネスパーソン必読書｡｡。

2010/12/04