内容説明
美意識の転換を経営に生かす。こんな時代だからこそ、伝統と勤勉で道は開ける。
目次
序章 ベトナムは日本香堂の戦略拠点
第1章 香りある心豊かなくらし
第2章 日本香堂成長の軌跡―毎日香一〇〇年物語
第3章 よき社風をつくる
第4章 伝統価値をグローバル展開する
第5章 変革の経営哲学―伝統は変化の連続
第6章 「アウトサイドイン」経営―成果は外にある
第7章 次の日本を創造するベンチャー・マインド
第8章 ISSIMBOWの旗印の下に
マネジメントの本質―ドラッカーから学ぶ
ベッツィ・サンダースとの対話―新たなるアドベンチャーへの旅だち いま求められるイノベーションとは何か
著者等紹介
小仲正久[コナカマサヒサ]
(株)日本香堂代表取締役会長。昭和11年9月(株)日本香堂創業者長男として東京に生まれる。昭和34年3月慶應義塾大学法学部卒業(学生時代はボート部で活躍)。4月(株)日本香堂入社。昭和40年4月専務取締役就任。昭和56年10月代表取締役社長就任。平成4年6月代表取締役会長就任。(株)日本香堂入社以来、伝統の線香を日用品としてポジショニングし、積極的な広告活動とともに量販店チャネルを開拓。線香の顧客価値を高める活動を継続し、「毎日香」「青雲」を線香を代表する全国ブランドにつくりあげる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたなべたけし
3
日本香堂会長である小仲正久氏の著。 成熟した市場で付加価値を付けて販売することの重要性を、 自身の事業である香を事例に記した内容。 このことはおそらく日本の製造業全てが直面している課題。 違う業界であっても参考になる点は多いと思う。 著者なりのグローバル化に対する考えも新しい知見が得られる。 「価値観が変化しているのだから、価値の作り手の役割や姿勢も変わる必要があるし、その変化を最大限利用しなければならない」とあった。 後半の下りは忘れないようにしたいと感じた。2013/08/17
s
0
お香というユニークな事例を用いて成熟市場における企業に求められる姿勢を書いた一冊である。本の内容は永遠に成長が続くことなどはありえず多くの日本の製造業に当てはまることであり参考になる。2013/10/02