出版社内容情報
日産自動車の20年におよぶ海外開発拠点づくりの物語。米国と欧州で形式知と暗黙知の融合から「グローバルな知の共創」を実現させていった道筋を明らかにしている。
内容説明
日産開発部門がグローバル展開に成功したのはなぜか。日産のこの経験から日本企業は何を学べるか。日米欧での一〇〇人を超える関係者への取材を通じて「知の共創」という観点から二〇年間の軌跡を総括し、『日本流グローバル化の本質』を探る。
目次
第1部 アメリカでの開発戦略―フロンティアスピリット(異文化との出会い;さまざまなギャップを乗り越えて;大転換;パフォーマンス。イノベーション)
第2部 ヨーロッパでの開発戦略―ダイバーシティスピリット(本場欧州での自動車開発への挑戦;ダイバーシティの修羅場がつくりあげた共創の文化;再びケース3への挑戦)
第3部 世界の知で創る―グローバルスピリット(グローバル知識綜合―いつでもどこでも誰とでも共創;思いのある実践主義―夢と実践のスパイラル;知を創造するグローバルチーム―グッドグローバルエンジニアたれ;ルノーとのアライアンスによる新たな次元)
著者等紹介
野中郁次郎[ノナカイクジロウ]
1935年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。富士電機製造勤務ののち、カリフォルニア大学経営大学院(バークレー校)にてPh.D.取得。南山大学経営学部、防衛大学校、北陸先端科学技術大学院大学各教授を経て、一橋大学名誉教授およびクレアモント大学ドラッカースクール名誉スカラー
徳岡晃一郎[トクオカコウイチロウ]
CCWプレジデント。フライシュマン・ヒラード・ジャパン、パートナー。1957年生まれ。東京大学教養学部卒業。オックスフォード大学経営学修士。日産自動車人事部、欧州日産を経て、99年より現職。レピュテーションマネジメント、人事および社内コミュニケーションなどに関するコンサルティングに従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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