内容説明
海外企業買収を本格化させるなど、グローバル企業として急速な成長を続ける一方で、古き伝統の価値観を失うことなく従業員の福利厚生や企業の社会的責任を重視するタタの次なる挑戦はどこまで可能なのか。株式時価総額800億ドル老舗財閥の実像に迫る。
目次
第1章 躍進インドを索引する巨大財閥
第2章 タタ・グループの経営理念
第3章 タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)
第4章 タタ・スチール
第5章 タタ・モーターズ
第6章 タタ・パワー
著者等紹介
小島眞[コジママコト]
1946年東京生まれ。1970年慶應義塾大学経済学部卒業。1975年同大学大学院博士課程修了。博士(経済学)。千葉商科大学教授を経て、拓殖大学国際学部教授。専門は、開発経済学、インド経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コウヘイ
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タタ財閥は従業員を大事にし、積極的に社会貢献をしている。 内容的に数字や事実の羅列が多く、読みづらく読み物として面白くなかった。2017/08/29
陳 志宇
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インドの大財閥であるタタグループについて説明されていた。自動車や鉄に関する事業を行っていて日本でいう三菱グループと近しいように感じられた。2008年出版の本と少し古めであるため最新の情報を知るには適さないと感じる。2022/01/27
AppleSugar
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TBD2008/03/31
カリスマ予備校生
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インド経済をけん引する,タタ財閥に関するかなり詳細なレポート.2008年行なので情報は古い.タタ財閥は欧米流の合理的経営を行い鉄鋼・車・IT・電力など多岐にわたってインド産業を牽引する側面だけでなく,慈善財団を株主として大規模な慈善事業を行うといった側面もあるようである.ITについてはオフショア開発にとどまらず,2008年当時もビッグデータなどに注目したR&Dを行っていたことなどはまさにIT先進国の名にふさわしい風格を感じさせられた.一方でインドの先進的側面とは対照的な貧弱なインドの電力事情には驚いた.2018/09/14