内容説明
ソフトウェア開発における技術と労働はどう変わるか.ソフト開発はいまや,職人的作業から工場生産に変わった.本書は,次々に誕生するソフトウェア工場の歩みをたどり,その生産と労働の将来を展望した注目の書.
目次
ソフトウェア危機
工業製品としてのプログラム
生産性向上の歩み
機械工場のソフト工場化
ソフトウェアQCの普及
ソフトウェア工場の労働現場
ソフト開発技術の進歩と労働の変化
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
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#返歌 ソフトウェア工業製品ではないし創作価値は音楽のごと p.s. ソフトウェア工場という考え方は、日本におけるソフトウェア産業の品質の向上においては役に立ったかもしれません。工場のように、品質に着目した仕事の仕方をしようという意欲をわきたたせてくれました。原価管理という面での切り込みが甘いかもしれない。ソフトウェアでは、発見的な開発の視点が、研究所で開発して工場で生産すればいいというまとめではうまくいかないことが多いと聞いています。道具としてのコンピュータは、誰でも、どこでも使えるようになっています。2018/08/14