出版社内容情報
アジア通貨危機から現在までのアジアの域内金融協力の実状を、資本市場、為替市場の両面から追い、安定的な実体経済の成長を域内から支える金融の地産地消モデルの可能性を探る。
内容説明
アジアはグローバル金融危機の衝撃からいかに身を守るか。アジア通貨危機から10年余。資本市場、為替市場の両面から、アジアのカネをアジアが用いる「地産地消」モデルを追究する。
目次
第1章 なぜアジア域内金融協力が必要なのか
第2章 アジア企業の資金調達
第3章 遅れるアジア通貨の国際化
第4章 域内クロスボーダー債券取引の促進戦略
第5章 アジア債券市場育成のロードマップ
第6章 急成長する中国、インドの影響
第7章 東アジアの為替政策協調の可能性
著者等紹介
清水聡[シミズサトシ]
1959年東京生まれ。1982年東京大学経済学部卒業。2006年法政大学大学院社会科学研究科修了。経済学博士。三菱信託銀行、さくら総合研究所を経て、現在、(株)日本総合研究所調査部環太平洋戦略研究センター主任研究員。2005~06年財務省「通貨・為替制度に関する研究会」委員。専門は、アジア金融、国際金融、アジア経済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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