内容説明
原油高で市場急拡大。ドバイ、マレーシア、ロンドン、バーレーン―先進地域の実態が分かる。基礎知識から実務への応用までカバーした、業界の第一人者による決定版。
目次
第1章 イスラム金融の急成長とその背景
第2章 利子を用いない金融の仕組み
第3章 イスラム金融の歴史地理学
第4章 日本のイスラム金融―グローバル化へのキャッチアップに向けて
第5章 イスラム金融ビジネスに着手する日本企業―東京海上グループのイスラム保険(タカフル)事業への取り組み
第6章 イスラム金融の社会的意義
著者等紹介
吉田悦章[ヨシダエツアキ]
1971年神奈川県生まれ。ハーバード大学留学を経て一橋大学商学部卒。1995年日本銀行入行。国際局、政策委員会室、金融市場局、調査統計局等で国際金融市場分析や経済調査に従事。2007年に日銀退職後、国際協力銀行にてイスラム金融等を担当。平成18年度財務省イスラム金融研究会委員。日本金融学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
102
少しイスラム金融というものを勉強しようと思い読んでみました。金利という概念がないイスラム金融ですが、そこはきちんと手数料ということで対応しているようです。図解でわかりやすく書かれていますが、商品名が難しくて覚えることが大変です。2016/02/28
金糸雀
4
基本的なシステムは変わらないがそれをシャリーアにいかに摺り合わせていくかの制度論.
ottohseijin
1
門倉貴史の同名の本と間違いました。何となく、イスラム金融のことがわかったようなわからないような。2008/07/04
タキモト
0
イスラム金融の最大の特徴は「利子を取ってはならない」ということであるのだが、当然それだと「おいおい、銀行は商売上がったりじゃないか?」と疑問に思うわけで…。そのあたりについてのイスラム金融の仕組みや、イスラム金融の歴史、および今後の成長についてわかりやすく解説している一冊。ただ、わかりやすく解説しているとは言えども、最低限の金融知識(銀行・証券・保険)は前提となる。2020/01/03