内容説明
日本独自の援助政策の構築。ベトナムの知的協力支援、中国の大学教育改革―2つの途上国援助プロジェクトで得た経験を踏まえ、日本が自ら策定する援助プランを発信するための国際開発政策の「基本枠組み」を提示する。
目次
第1章 国際開発政策論の構築に向けて
第2章 構造調整―世銀方式の再検討
第3章 世界銀行の国際開発政策見直しと日本のODA
第4章 貧困削減か成長促進か―国際的な援助政策の見通しと途上国
第5章 ベトナムの工業化・市場経済化
第6章 後発途上国の国際経済統合―ベトナムの経験
第7章 中国の大学における経済学カリキュラム改革
著者等紹介
石川滋[イシカワシゲル]
1918年山口県に生まれる。1941年東京商科大学卒業。1956年一橋大学経済研究所助教授。1963年一橋大学経済研究所教授。1972‐74年一橋大学経済研究所長併任。青山学院大学国際政治経済学部教授、城西大学客員教授を歴任。一橋大学名誉教授、青山学院大学名誉教授、日本学士院会員。経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。