内容説明
官民あげての贈収賄が、大らかな風土のなかで受け入れられていく。裁判さえもカネ次第。通算８年に及ぶインドネシア生活のなかで、この国の表と裏を知りつくした著者が描く腐敗と寛容の社会。汚職と楽天の風土の光と影。
目次
第１部 人と国（人と国；楽天と寛容；国としての現状）
第２部 産業発展への課題（公務員の汚職；企業の汚職；汚職の風土 ほか）
第３部 光と影の世界（スラマットとアモック；豊饒の世界とイスラム；それでも生き残る国）
著者等紹介
中原洋［ナカハラヒロシ］
１９４１年生まれ。会社員。１９７７年からインドネシア、シンガポールに合計約１２年間駐在。直近では１９９７年９月からジャカルタに駐在し、経済危機、暴動、スハルト政権の崩壊など、インドネシアの激動期を体験した
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