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グローバル資本主義―危機か繁栄か

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  • サイズ A5判/ページ数 373p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784492442807
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C3033

出版社内容情報

国際政治は国際経済にどのような影響を及ぼすのか。政治の観点からグローバル経済の利点・問題点を実証し、グローバル資本主義を維持させるための処方箋を示す。

内容説明

本書では、経済のグローバリゼーションが引き起こすさまざまな格差が政治的な反発を生み、それへの対応が重要であることを指摘している。さらに、米国のリーダーシップが低下する中で、EU、アジアをはじめとする世界が今後どうあるべきかについても言及している。国際政治経済に関心を寄せる人に必読の書。

目次

脆弱なグローバル経済
資本主義の第2の興隆期
冷戦期の国際経済
不安定な貿易システム
不安定な通貨システム
グローバルな金融の脆弱性
多国籍企業の時代
欧州地域統合
米国の経済戦略
アジアの地域主義
グローバリゼーションとそれに対する不満
グローバル経済の管理

著者等紹介

ギルピン,ロバート[ギルピン,ロバート][Gilpin,Robert]
国際政治経済学の世界的権威。カリフォルニア大学バークレー校で政治学Ph.D.を取得。その後、長らくプリンストン大学政治学部教授(Eisenhower Professor of Public and International Affairs)として研究・教育に携わり、米国政治学会副会長をはじめとして多くの要職を務めた。現在、同大学名誉教授

古城佳子[コジョウヨシコ]
東京大学大学院総合文化研究科教授(国際関係論)。東京大学教養学部教養学科卒業、プリンストン大学大学院修了(政治学Ph.D.)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てれまこし

0
ちょっと古いが、国際政治経済の教科書に使えんかなと読んでみた。いかにも教科書向けという感じで、下手なイデオロギー論争には拘らず淡々と「事実」が語られる。反面、アジア通貨・金融危機後に書かれたもので、賞味期限が短い文章も多い。幸か不幸か、グローバル資本主義の議論が大きく進歩していないのか、今日でも通用するというか、下手をすると先見の明とも言えそうな指摘もある。その一つは、グローバル化のせいではない問題までもグローバル化のせいにされることが多いということ。今日の反グローバル化の動きに対しても、有効な視点。2017/09/07

Krupp

0
第二次世界大戦後の時期は資本主義の第2の興隆期であり、これを支えていたのは、イギリスに代わって20世紀の覇権国となったアメリカであった。1970年代途中まではアメリカは変わらず覇権国であったが、ニクソン大統領により、アメリカの覇権を基調としたシステムに終わりがもたらされた。 その後の世界は、保護貿易(米国による対日バッシング)や地域主義の台頭(EU・NAFTA)が起こり、資本主義の減退が懸念されるようになった。 そのような状況を踏まえて、グローバリゼーションに対する安易な批判を退け、メキシコ金融危機や2019/06/29

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