出版社内容情報
経済危機後の東南アジアは多様性に満ちている。発展する国、停滞する国。発展に差がつくのはなぜか。各国の現状を国ごと解説し今後の発展可能性を予測する。
内容説明
危機から再生への道すじは国ごとに異なる。インドネシアで入国拒否された京大教授による現地報告。
目次
1部 東南アジアをどうとらえるか(経済発展の要因としての制度;20世紀末の挫折)
2部 過去半世紀の経済発展(悪くなった国―インドシナ三国、ミャンマー;あまり良くならなかった国―インドネシア、フィリピン;良くなった国―シンガポール・マレーシア、タイ)
3部 21世紀の展望―主要四カ国(悪くなる国―インドネシア;あまり良くならない国―マレーシア、フィリピン;良くなる国―タイ)
4部 バーツ経済圏の伸長(戦場から市場へ―インドシナ三国;タイと距離をおく―ミャンマー、シンガポール)
5部 エルサッツ資本主義への対応(日本としての対応;エピローグ)