出版社内容情報
1990年代に入って、戦後世界経済を形づくってきたアメリカの覇権が揺らいでいる。新しい枠組みを展望しながら、世界経済の現況を描きだした汎用テキストブック。
内容説明
世界経済の「今」を総合的に分析。「パックス・アメリカーナ」の衰退と転換の中で、新たな「システム」への模索のゆくえを展望する。
目次
第1部 「パックス・アメリカーナ」の経済システムの変容(ドル体制の変容;自由貿易体制の変容―摩擦の拡大と経済統合のダイナミズム;多国籍企業と事業のグローバル化―日本企業の対アジア戦略の視角から ほか)
第2部 中心部経済の再編と模索(アメリカ経済の再活性化と産業的再生の模索;日本の挑戦とその限界;EC統合の光と影)
第3部 周辺部経済の発展―ダイナミズムとその限界(周辺部経済と世界編成;東アジア経済圏の発展;アメリカの文化とヘゲモニー)