出版社内容情報
過去１０年間に発展をとげた国際貿易理論を概観。比較優位に基づく伝統的理論に代わって、産業組織論と貿易理論の統合という新しいアプローチを試みたテキスト。
内容説明
近年、国際貿易の理論は国際的な寡占や独占的競争といった現実を反映して新たな展開期を迎えている。本書は、貿易理論と産業組織論の統合という国際貿易への新しいアプローチをこころみており、この分野のすぐれたテキストブックである。
目次
第１章 序論（貿易政策と市場支配力；戦略的効果；生産効率；新理論の政治経済学）
第２章 完全競争下の貿易政策
第３章 保護と国内市場支配力
第４章 外国企業による市場支配
第５章 戦略的輸出政策
第６章 戦略的輸入政策
第７章 産業内貿易
第８章 数量化
第９章 結論（分析方法；貿易政策の驚くべき効果；貿易政策の厚生効果；これからどこへいくか）
