出版社内容情報
経済改革後の10年を理論的に総括し、郷鎮企業をカナメとする蓄積と循環のメカニズムを実証的に解剖。21世紀に中国の求むべき最適の方途を明快に示した力作。
目次
序章 中国に生成する新しい発展メカニズム―現代中国経済発展論序説
第1章 農村はどのように変遷してきたか―土地改革・人民公社・生産責任制
第2章 体制改革は何をもたらしたか―中国農業における組織革新
第3章 過剰労働力の解消は可能か―過剰労働・労働力移動・都市化
第4章 都市化なき工業化は成功するか―郷鎮企業の経済分析
第5章 中国農業はどこまできたのか―農業と郷鎮企業の計量的分析
第6章 郷鎮企業をどう理論化するか―二階層二重経済発展戦略と郷鎮企業
第7章 農村工業は就業構造をいかに変えたか―江蘇省の事例
第8章 農工間労働移動は農村に何を帰結したか―江蘇省の事例