出版社内容情報
ドル下落を正しく予見したとして評価の高い初版に、「再論」40ページを加えた新版。「再論」では、現実が初版の予測のどの段階にあるのかを検討し、新しい対応策を示唆する。
内容説明
アメリカと日・欧の間の大きな不均衡が是正される過程には重大な危機が内在している。ドルへの投資意欲の減退はアメリカの不況を招き、それはさらに世界経済に広がっていく。これを回避するための協調政策は容易には効果を現さないだろう…。著者マリスはこの恐るべき近未来へ至る道筋をきわめて冷静に克明に分析してみせる。新論文『再論・ドルと世界経済危機』を収録。
目次
再論・ドルと世界経済危機―1987年8月
1章 ドルと世界経済
2章 アメリカと主要工業国間にみられる不均衡
3章 このままで、どこまで行けるか
4章 ドルが下がったら何が起こるか
5章 アメリカの政策選択
6章 ヨーロッパと日本の政策選択
7章 正しい答
8章 危機の管理
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