出版社内容情報
ノーベル経済学賞受賞者の意欲作。軍事費の増大が国民経済・世界経済の発展の阻害要因になることを、1970年以降の軍事費のデータを基に将来の展望をまじえて実証分析。
内容説明
ストックホルム国際平和問題研究所の推計によれば、世界の軍事支出はいまや年間144兆円強に達しており、その増大は世界経済の発展を阻害する。ノーベル経済学賞受賞のレオンティエフが経済学的視点から軍事支出のマイナス効果を分析した問題の書。
目次
第1部 分析方法
第2部 結果(基準シナリオ;軍事支出の削減と開発援助の拡大;軍事支出の増大とその経済的影響;軍需品の貿易;民生品対軍需品の生産比較;観察事実から見た軍縮の帰結)