内容説明
著者を一方の当事者として、韓国のマスコミを舞台に展開された貿易逆調,技術移転をめぐる白熱の論争を収録。現地の日本認識の底流を紹介しつつ、繰り返される対日非難のロジックに異論を呈する、注目の書。
目次
1 隣国の視角(日韓経済関係の実相;韓国における「通説」とは何か;もう一つの見方―新しい発想の芽)
2 韓国エコノミストとの論争(「対日貿易逆調」は日本の責任ではない;経済力に相応する市場開放せよ;日本の『日韓経済関係について』という冊子を読んで;対韓貿易障壁は高くない;日本の市場開放「実効性」が問題。外交的効果に重点を置いた感じ;朴理事の批判に答える―再び日本の対外経済政策について)
3 日韓理解の構図・誤解はなぜ生まれるか〔インタビュー〕(工業製品の対日輸出が逆調是正への道;観念が生む「第二の現実」;虚構なき友好関係;世界の中の日韓経済摩擦)