アジア研究の課題と方法

アジア研究の課題と方法

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  • サイズ A5判/ページ数 313p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492440650
  • NDC分類 220.04

内容説明

板垣先生は、昭和60年10月15日に喜壽を迎えられたが、日ごろ先生から学問的刺激と影響をうけた人々が話し合い、これを記念して、3部からなる本書を先生に捧げることになった。第1部の紙上シンポジウムは「地域研究の展開とアジア」をめぐるまさに学際的ともいうべき多面的な紙上コンファレンスである。第2部「地域研究と経済学」、第3部「地域研究と政治学・社会学・文化人類学」に収められた諸論文の数々も、教授の学問的精神を継承・発展させたものとして、それぞれこれにふさわしいものといえるかもしれない。

目次

第1部 《紙上シンポジウム》地域研究の展開とアジア(座長座談会―地域研究の方法とアジア;アジアの政治・国際関係と地域研究;アジアの経済と地域研究;アジアの社会・文化と地域研究)
第2部 地域研究と経済学(地域研究における演繹と帰納(中内恒夫)
総合政策論としての人口政策試論(加藤壽延)
開発の20年は何をもたらしたか(渡辺利夫)
経済学と非西欧世界(高橋彰)
新古典派経済理論による農村社会論をこえて(原洋之介)
従属理論とインドネシア経済(加納啓良)
19世紀後半のジャワにおける人口と耕地(内藤能房)
経済史への微視的アプローチ(大木昌))
第3部 地域研究と政治学・社会学・文化人類学(東南アジアの軍事化(鈴木佑司)
地域研究と国際政治学(星野昭吉)
タマン・シスワ運動とインドネシア民族主義(土屋健治)
プラパットと集会(白石隆)
都市と移住民(加藤剛)
ジャワ農村経済への社会人類学的視点(関本照夫)
地域研究の課題と方法(間苧谷栄))