出版社内容情報
ベンチャーから大手まで外資系IT企業への勤務経験が豊富な著者が語るWITHコロナ時代の働き方、キャリア、組織論を語る。
内容説明
ウィズコロナ時代DXが組織の生命線になる!V字回復、爆速経営、6000人在宅勤務を可能にするデジタル組織のつくり方。
目次
第1章 GAFAな働き方を日本企業で活かす
第2章 攻めのDXと守りのDX
第3章 デジタルビジネスに成功すればOKか?
第4章 DXの基本となるサービス型チーム
第5章 改革に抵抗する人々とどうつき合うのか
第6章 DX人材のなり方・育て方
第7章 「守りのDX」リモートワークは成功するのか
著者等紹介
各務茂雄[カガミシゲオ]
KADOKAWA Connected代表取締役社長。KADOKAWA執行役員DXアーキテクト局長、ドワンゴ本部長を兼務。INSエンジニアリング(現ドコモ・システムズ)、コンパック、EMC(現Dell Technologies)、VMware、楽天、Microsoft(1年後に日本マイクロソフト)、AWS(アマゾンウェブサービス)を経て、ドワンゴへ移籍。同社ではインフラ改革を行ない、20億円のコストダウンを実現。KADOKAWAグループのDXを推進するために、2019年4月より現職。2020年4月より情報経営イノベーション専門職大学准教授。2012年グロービズ経営大学院修了(GMBA2010)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちん@顔面書評
14
DXを推進する為には組織を整える必要があると説く良書です。 デジタルの力を活用してトランスフォーメーション(変容)を実現するためには、変容する為の土台づくりから行う必要があると言う点は納得感が高いです。 ものすごく当たり前の話ですが、DXと言う言葉に踊らされてる人達の盲点になりがちな所をハッキリ示してくれているのは素晴らしいと思いました。 最後のリモートワークの話を除いて、抽象度が高い内容が多いので、実践しながら読み返してヒントを得る使い方が良いと思います。2021/10/21
あんさん
10
「デジタルビジネスをすることイコールDXではなく、爆速での経営を可能にするために企業の再設計を実行するのがDXである(中略)その受け皿をつくるには、実行力の塊であるギバー(Giver:人に惜しみなく与える人)の力を借り、彼らの力を最大化するマッチャー(Matcher:損得のバランスを考える人)の存在が必要である。なぜならば、マッチャーはギバーの気持ちがわかり、搾取しようとするテイカー(Taker:真っ先に自分の利益を優先させる人)からギバーを守り、ギバーの実行力を最大化できるためである」2024/08/27
ぶう
9
AWS やMicrosoftといった外資系企業を渡り歩いてきた筆者が書いたDXの本。「仕事の役割の明確さ」や「コミュニケーションの最適化」、「明確なゴール設定」など、筆者の言う「GAFA的な働き方」が日本企業のマネジメントに活かせるのではと考えたという。その後、それを実践するために日本企業であるドワンゴに入社。デジタル技術を活用してのインフラ改革を行い、属人化の解消を達成したという。DXを達成させるための組織であるとか、人材の話が中心であまりDXについての具体的な内容が少なくイメージしにくかった。2021/03/09
へいへい
4
DXって単語だけが独り歩きしてるけど、要はITを駆使した働き方改革。ということが本書を読んでわかりました。GAFAは正直あんまり関係ない。2020/12/18
ヨミトロール
3
GAFAについては業界が違いすぎて…前半は遠い世界という感じ。面目無い。過去のあれこれを捨てきれないまさに日本型製造業で、流行を追うようにDXしなきゃいけなくなった我々は、まず何からはじめればいい?2021/10/10