中原圭介の経済はこう動く〈2016年版〉

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中原圭介の経済はこう動く〈2016年版〉

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492396223
  • NDC分類 332
  • Cコード C3033

出版社内容情報

日本経済から株や為替の予測まで、もっとも予測が当たると評される人気エコノミストが展望。ファン待望の年度版・経済予測の書。

中国減速、米国利上げで世界経済は遂に歴史的転換へ
◎2016年、大転換する世界経済/◎米国利上げで世界経済に何が起こるのか/◎チャイナ・ショックに怯える欧州経済/
◎中国経済の減速はこれから本格化する/◎円安トレンドが終わり、日本株は低迷する…etc.もっとも予測が当たると言われる
経済アナリストによる最新の経済予測。

むしろ私は、チャイナ・ショックにより暴落の憂き目にあった世界の株式市場よりも、米国の利上げによって世界の実体経済が大いに減速するのではないかと懸念しています。不謹慎な言い方をすれば、近年ほど世界的な金融緩和が行われたのは歴史上初めてであり、米国の利上げによってこれから何が起こるのか、壮大な経済実験が始まろうとしているとも思っています。(中略)米国の利上げによって、マネー経済の膨張と偏重という不均衡が修正に向かい、その影響が世界各国に連鎖波及していくことになるでしょう。まさに、実体経済と金融市場が大きな転換点を迎えることになるわけです。(プロローグより)

プロローグ 2016年、大転換する世界経済
第1章 【米国経済】米国利上げで世界経済に何が起こるのか
第2章 【欧州経済】チャイナ・ショックに怯える欧州経済
第3章 【中国経済】中国経済の減速はこれから本格化する
第4章 【日本経済】円安トレンドが終わり、日本株は低迷する

【著者紹介】
中原 圭介(ナカハラ ケイスケ)
経営・金融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。「総合科学研究機構」の特任研究員も兼ねる。企業・金融機関への助言・提案を行う傍ら、執筆・セミナーなどで経営教育・経済教育の普及に努めている。経済や経営だけでなく、歴史や哲学、自然科学など、幅広い視点から経済や消費の動向を分析しており、その予測の正確さには定評がある。「もっとも予測が当たる経済アナリスト」として評価が高く、ファンも多い。
主な著書に『2025年の世界予測』『シェール革命後の世界勢力図』『石油とマネーの新・世界覇権図』『経済予測脳で人生が変わる!』(いずれもダイヤモンド社)、『これから日本で起こること』『これから世界で起こること』『アメリカの世界戦略に乗って、日本経済は大復活する!』(いずれも東洋経済新報社)、『未来予測の超プロが教える 本質を見極める勉強法』(サンマーク出版)など著書多数。なお、東洋経済オンラインにて、コラム「中原圭介の未来予想図」を好評連載中。

内容説明

中国減速、米国利上げで世界経済は遂に歴史的転換へ。もっとも予測が当たる経済アナリストによる最新の経済予測。

目次

プロローグ 2016年、大転換する世界経済(世界の金融市場は歴史の教訓を生かしていない;ECBの量的緩和がバブルの生成に深くかかわっている ほか)
第1章 “米国経済編”米国利上げで世界経済に何が起こるのか(世界で唯一好調を保っている米国経済;米国民生活はやっと最悪期を脱したところといえる ほか)
第2章 “欧州経済編”チャイナ・ショックに怯える欧州経済(不都合な現実を修正したいために、EUはGDPの算出方法を変更へ;世界最大の経常黒字地域が、なぜ低迷を余儀なくさせられているのか ほか)
第3章 “中国経済編”中国経済の減速はこれから本格化する(中国大減速の元凶は、無謀な4兆元投資にあった;中国のGDP成長率は7%を大きく下回っている ほか)
第4章 “日本経済編”円安トレンドが終わり、日本株は低迷する(大手メディアは日本経済の真実をはっきり伝えていない;アベノミクスで国民の生活は貧しくなっている ほか)

著者等紹介

中原圭介[ナカハラケイスケ]
経営・金融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。「総合科学研究機構」の特任研究員も兼ねる。企業・金融機関への助言・提案を行う傍ら、執筆・セミナーなどで経営教育・経済教育の普及に努めている。経済や経営だけでなく、歴史や哲学、自然科学など、幅広い視点から経済や消費の動向を分析しており、その予測の正確さには定評がある。「もっとも予測が当たる経済アナリスト」として評価が高く、ファンも多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごんちゃん

6
本屋で〝来年はこうなる本”を見かけると、今年も残り少ないのぉ~としみじみ思う。しかも、この本によると来年はあまり明るくない。アメリカ、早く利上げしないかな。著者は利上げに反対してるけど、最大の不透明要因が無くなった方がスッキリする。また、日銀のインフレ目標もお気に召さないようだけど、ずっとデフレでもいいの?消費者的にはインフレよりデフレの方が生活しやすいのは実感している。但し、安定した収入が約束されていればね。素直に肯けない箇所もちらほらあるものの、来年の見通し、承りました。2015/11/18

hk

3
本書が脱稿されたのは2015年10月。7月にチャイナショックが起こり12月に米政策金利の利上げがなされたが、その二つのビッグイベントの最中に執筆されたものだ。そして書中では、まさに、米政策金利の利上げこそが世界経済の大きな分水嶺になるだろうと分析している。著者は「オバマが学資ローンを完済したのは43歳の時」などのエピソードを引いて、アメリカでは金利というものがことのほか個人消費に与える影響が強いとしている。だから自動車ローンなどに駆け込み需要が発生しており、利上げは時期尚早だと指摘しているが果たして………2016/03/03

アイスマン

3
米国ではエネルギー安と低金利により自動車や住宅など個人消費が好調ですが、2015年12月から2016年3月の実施が予測される利上げで個人消費の失速は不可避か。中国での設備の供給過剰問題の解決は容易ではない。また、住宅販売と自動車販売が共に減速しつつある中で、消費を底上げするために政府主導で作り出した株価バブルが弾けた事で、更なる経済減速は不可避か。中国において経済をソフトランディングさせるには最低でも5年はかかりそう。2015/11/14

ハパナ

2
あまり詳しくない知識で言えば、経済アナリスト・評論家とは1、とにかくアゲアゲ予測/2、保険を打って中道予測/3、悲観警鐘予測の3種類に分類されるのではないでしょうか。 そういう意味では中原氏のこの本は2番に該当すると思います。2015/12/18

アイスマン

2
中国では民衆の不満をかわし、革命に繋がるような暴動を防ぐため政府主導で演出した株価バブルはほぼ崩壊状態であり、不動産もすでにピークアウトして久しい。このような中で打てる手は「賃金引き上げ」くらいか。但し、これ以上の賃金引き上げは製造業の競争力を更に低下させ、逆に多くの失業者を生じさせるリスクと隣り合わせだ。2015/12/16

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