これから日本は4つの景気循環がすべて重なる。―ゴールデン・サイクル2

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これから日本は4つの景気循環がすべて重なる。―ゴールデン・サイクル2

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492395998
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C3033

出版社内容情報

2013年以降の日本に短、中、長、超長期の景気波動が同時に上昇するゴールデン・サイクル到来。いざなぎ景気以来の神風が吹く。

「ゴールデン・サイクル(黄金循環)」とは、短期、中期、長期、超長期の4つの景気循環のベクトルがすべて上向きになる状況を言います。著者である嶋中雄二氏ご自身が命名した言葉です。キッチン・サイクル(短期、在庫投資循環)とジュグラー・サイクル(中期、設備投資循環)が2012年に谷を付け、クズネッツ・サイクル(長期、建設投資循環)とコンドラチェフ・サイクル(超長期)がそれぞれ2010年と2001年に谷を付けて、現在は4つの波がすべて上昇局面に向かっているのです。
 過去において、わが国でゴールデン・サイクルが発生したのは、?@日露戦争時の1904~05年、?A第1次世界大戦時の1916年、そして第2次世界大戦後に入り、?B高度成長期における神武景気時の1957年、?C岩戸景気時の1960~61年、?Dいざなぎ景気時の1967年の5回しかありません。日露戦争時から神武景気時までに経過した52年間と同様に、神武景気時から56年を経てやって来た今回のゴールデン・サイクルは、あたかも伊勢神宮と出雲大社の同時遷宮のように、私たち日本人に久々の夢と希望を与えてくれるものです。
 著者によれば、今後の10年間でゴールデン・サイクルが、2013年からの景気の盛り上がりを含めて計3回やってきます。もちろん、今更
、高度成長の到来を願ったところで、そんな夢が叶うことはありえないでしょう。しかし、あの快進撃を可能にした日本人の前向きな姿勢には、今日の時代の私たちも参考になる点があることは確かです。アベノミクスによって、デフレの淵から再び立ち上がった日本経済の「再チャレンジ」の物語には、実はまだまだ続編があり、場合によっては、歴史的な勃興期につながる可能性も秘めているのです。
 本書は、長く続いた低成長とデフレによって、現状を決して抜け出せない、構造的で宿命的な状況であると認識しつつあった多くの日本人の諦めの気持ちに対して挑戦し、もっと明るい将来が待ち受けていることを示そうとするものです。

プロローグ 遷宮と五輪と黄金循環
第1章 「ゴールデン・サイクル」再び
第2章

内容説明

2020年東京五輪に向けて日露戦争・神武景気以来の歴史的勃興期がやってくる!

目次

プロローグ 遷宮と五輪と黄金循環
第1章 「ゴールデン・サイクル」再び
第2章 大底を打った、世界と日本のコンドラチェフ・サイクル
第3章 バブル期以来の上昇期を迎えた日本のクズネッツ・サイクル
第4章 戦後七番目の「拡張優勢」局面に入ったジュグラー・サイクル
第5章 第一四、一五循環の基準日付とキッチン・サイクル
第6章 もっと金融緩和を―異次元緩和への助走
第7章 アベノミクスと共に浮上する日本経済
第8章 ゴールデン・サイクル下の日本経済の姿
エピローグ 2020年に夢をのせて

著者等紹介

嶋中雄二[シマナカユウジ]
1955年東京生まれ。78年早稲田大学政治経済学部卒業、三和銀行(現在の三菱東京UFJ銀行)勤務(83年退職)後、早大大学院経済学研究科修士課程修了。日本経済研究センター、三和総合研究所、UFJ総合研究所、三菱UFJリサーチ&コンサルティングを経て、07年より三菱UFJ証券(現在の三菱UFJモルガン・スタンレー証券)に移る。現在、参与・景気循環研究所長。内閣府景気動向指数研究会委員。景気循環学会常務理事。早大大学院経済学研究科非常勤講師。三菱UFJリサーチ&コンサルティング客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきら

1
前半は学者らしい理論的な内容でしたが、後半はアベノミクスを絶賛し景気回復を予言していましたが、見事に外しています。5年前に書かれた内容を今ごろ批判するのは、いささかルール違反ですが、最新作ではどう修正されているのか楽しみです。2018/09/13

田山河雄

1
4つの景気循環説が一致して上昇傾向にあると云う、それはそれで結構なことであるが、著者の金融政策の基本スタンスはマネタリズムであると云う。ミルトン・フリードマンであり、サプライサイド経済学であり、新自由主義経済学であり、グローバリストであります。一面においてリフレ派であり、財政均衡論者(もしくは財政再建最優先論者)でもある。 その意味では「失われた20年」の担い手と同様であって、その限りにおいて「かつて来た道」をもう一度…と、お述べになっているのであって、参考としてお聞きすることで良いのではないか…。2014/08/06

みやちゃん

1
経済誌に記載の論文を纏めたような一冊。確かに循環論からすれば、景気勃興期が到来してもおかしくはない。ただ体に染み付いた経験が、楽観視を許さない。でも私は日経3万円を期待しています(^O^)2014/04/18

H.A

0
今後(2013年以降)、短期から超長期までの4つ景気循環の波がすべて重なり、空前の好況が訪れると説く。作者は、2006年に「ゴールデン・サイクル」を刊行し、本書同様に、4つの景気循環が重なり好況が訪れると説いたが、折しも、100年に一度のインパクトのリーマン・ショックに見舞われ、その主張は脆くも崩れた。その意味では、本書はリベンジとなる。これで景気に腰折れが起きたら、もうこの著者は、オオカミ少年(中年)というレッテルを貼られてしまうだろう。2014/02/25

スプライト

0
データが多すぎて全て追う気にならないし、分かりにくい。読んでて面白くない。結論として、本のタイトルを見て終わりで良い本。2014/02/22

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