円はなぜ強いのか―ユーロ危機が加速する世界経済の大転換

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円はなぜ強いのか―ユーロ危機が加速する世界経済の大転換

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492395738
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C3033

内容説明

ヨーロッパは金融と為替は統合したものの、財政危機によって分裂し始めました。当面、ドラスティックな対策が打てない中で、次第にユーロは減価していきます。欧米と新興国を含めた世界経済は減速局面にあります。日本経済は相対的には順調であり、当面、消去法的に円が買われる流れが続くでしょう。

目次

第1章 ヨーロッパ危機で西洋の没落が始まった
第2章 リオリエント
第3章 為替レートから読むグローバル経済
第4章 日本経済に起きている構造変化
第5章 自虐的な日本悲観論
第6章 パラダイム・シフト

著者等紹介

榊原英資[サカキバラエイスケ]
青山学院大学教授。1941年生まれ。東京大学経済学部卒業。大蔵省入省後、ミシガン大学で経済学博士号取得。IMFエコノミスト、ハーバード大学客員准教授を経て大蔵省国際金融局長、財務官を歴任。2010年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

turtle

2
タイトルと中身の関連がよくわかりませんでした。2012/11/18

Great Eagle

0
江戸時代後期と現代日本の成熟化した状況を重ねて再評価可能とする文明論的な内容でした。これには共感できます。既に少し円安に戻した局面ですが一読には値すると思います。それにしても、これからの日本はどこを向いていけば良いのでしょうか。日本社会の貧困度指数が過去との比較で上昇したというのにはびっくりですが、アメリカ型の競争社会か欧州型の高福祉国家か、そろそろよく考えていかなければならないのは事実ですね。2013/03/03

ミッキー

0
西側先進国の停滞とアジア諸国の台頭は外でもよく語られている。戦中体制の継続性も目新しくはない。近現代の歴史的記述は同時代ゆえの臨場感があった。成熟した社会が日本の先進性というのはありかもしれません。2013/01/25

風見じじい

0
本の題名から見ると経済の本かと思いますが、本題は文明論です。15世紀の世界全体の半分以上のGDPはアジアにあったが、西欧の産業革命、植民地政策の時代に西欧に移った。それが今世紀になり再びアジアに戻りつつある。日本は成熟社会になり、環境、安全、健康といった成熟社会の先進国として世界のモデルになれるという。第4章の日本経済の構造変化が起きている(高度成長は1940年体制、政治は1955年体制によるがどちらも今は変わってしまった)という点には納得しました。グラフや表も多く読みやすい本でした。2012/09/26

koichi uchida

0
事実を知る、、大事 勉強しないといけないですね。2019/02/03

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