市場主義30―「市場vs国家」を超えれば日本は再生する

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市場主義30―「市場vs国家」を超えれば日本は再生する

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  • サイズ B6判/ページ数 322p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492395707
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C3033

内容説明

あらゆる構造問題に有効な国家ビジョンを、気鋭のエコノミストが示す。冷静で重厚な分析に裏打ちされた、経済社会モデルの到達点。

目次

序章 閉塞感の背景にあるもの
第1章 わが国の直面する構造問題とブレークスルーのビジョン
第2章 「市場主義2.0」の原型―知られざる北欧モデルの実像
第3章 省エネ・ソフト型産業構造への転換
第4章 ビジネス・モデルとワーク・スタイルの転換
第5章 地域再生モデルの転換
第6章 成長・財政と両立する社会保障の抜本改革
終章 「市場主義3.0」に基づく新しい成長社会へのロードマップ

著者等紹介

山田久[ヤマダヒサシ]
(株)日本総合研究所・調査部長、チーフエコノミスト。1963年生まれ。87年京都大学経済学部卒業後、住友銀行(現三井住友銀行)入行。同行経済調査部、(社)日本経済研究センター出向を経て、93年(株)日本総合研究所に出向。同研究所調査部マクロ経済研究センター所長、ビジネス戦略研究センター所長を経て2011年より現職。03年法政大学大学院修士課程(経済学)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ミッキー

0
北欧の社会保障の説明は参考になった。また、参考文献も充実。政策提言なので検証が手薄なのは仕方ないでしょう。産業として、技術、デザインで競争力強化しようというのは納得出来た。地方と海外とのリンクなど参考になりました。2013/01/20

壱萬弐仟縁

0
この概念は、「経済システムとしては市場原理の重視を基本にする一方、社会システムについては受益者サイドでの公平原理と供給者サイドでの競争原理の融合を目指す」(4ページ)。そして、これは理想だが、簡単にいく話ではないような感じ。特に、現在のスタグフレーションとでもいえるような、厳しい失業者の増える不況下での社会システム不全は深刻である。公平原理が機能不全を起こして格差社会から衰退社会へと、貧困層の拡大が先進国日本で起きつつあるのであり、融合したところで、社会問題は一向に解決に向かわない。雇用創出が先決だろう。2012/09/08

まゆまゆ

0
経済システムとしての市場原理主義を再評価し、社会システムとして北欧型の所得再分配機能を取り入れた、日本型の新しいシステムを構築していこうという政策提言。ただ筆者も指摘しているが、北欧では自治の精神が発達し、意思決定に積極的に関与できるという特徴があるから可能となるものであり、お上まかせの日本で通用するかといわれると大いに疑問符がつく。2012/09/05

寝子

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レーガン・サッチャー型の新自由主義を市場主義1.0、福祉国家モデルに1.0を組み込んだものを市場主義2.0、両者を融合した市場主義3.0が最も進化した経済社会モデルであるという主張。その特徴は、規制緩和、労働移転の促進、環境保全と経済成長の両立、引退世代向けの社会保障抑制と現役世代向けの社会保障確保、地方分権の促進、(と民間事業者によるサービスの提供)。2012/08/14

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