内容説明
「土地神話」「持ち家主義」に新局面。
目次
はじめに 住宅は「マクロ買い」しかありえない
序章 高齢化社会が不動産を変える
第1章 住宅若者革命
第2章 郊外病はこれからが本番だ
第3章 世界中で暴落する不動産
第4章 住宅政策という扉
第5章 住宅バブルとインフレ対策
第6章 オンナに勝つ不動産
著者等紹介
山下努[ヤマシタツトム]
1963年生まれ。86年に朝日新聞社に入社し、東京本社などで10年余り経済記者。官庁記者クラブのほか、自動車、不動産、金融など民間企業を取材。英字紙記者を経て現在『アエラ』記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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楽みむ
1
マクロ買い(経済用語であるマクロ経済の観点から検討し不動産を買う)の方法は歴史・人口・埋立強度・災害の調査、住民年齢・再開発と長期構想、大企業の有価証券報告書、金利・人口問題などのマクロ経済を比較検討する事。人口減少、少子高齢化で住宅地も時間地価(住宅地の価値をブランドではなく通勤時間の短さで評価する)を尺度とする「勝ち負け」がはっきりする。インフレ時代は雇用・所得の見通し、高齢者少数・子供多数で人口圧力がかかり不動産需要が望める城東地区が勝ち組。「家さえ買えば…」という世代には「絶望未来」が待っている。2013/06/20
むじな
0
個人的には、あくまで個人的には、昭和2.0世代のノマド的定住指南よりも、我らが昭和3.0(≒平成0世代)のための脱ノマド指南を求めてやまないのですが。『"買いたい時"が〜"買いたい時"〜』失敬。2017/07/13
Hayashi
0
本の内容とは別に、作者の言葉遊びの巧さに興味が湧きました。2014/07/11
両
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冒頭部分のまとめ部分は面白い。ただ、外国の話などはあまり読みやすくないです。 ただし、やはり震災前に書かれただけあり、湾岸あたりを推薦するあたり、状況の変化の方が恐ろしいですね。2012/01/09
やし
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うーむ、わかっちゃいるけど、あらためて人口動態を考えると絶望未来なのは不動産だけではないような気がしてくる。けれども人口動態がある程度想定される未来であるのなら、別に絶望する必要もないのかもしれない。もう少し期待して読み始めたのだけれども、なんだかとっても読みにくい。文体のせいなのか?著者はアエラのライターさんでもあるようだけど、確かにアエラの文体でまるまる1冊読まされたら、たいしたことないことでも辟易してしまうのかもなあ。まあ、人生最大の買物と定義するのであれば慎重に・・ということなのかね?2011/12/24