出版社内容情報
サブプライム問題後の世界経済の潮流と、金融危機後に迎えた実体経済悪化への動きを解説しつつ、それでも金融が再生するための条件と再びの経済成長への見通しを示す。
内容説明
金融本来の「望ましい未来を早期に実現する」機能をよみがえらせる処方箋とはなにか?出口のない危機はない。
目次
序章 世界金融を揺るがした「池のなかの鯨」
第1章 サブプライム問題とは何だったのか
第2章 金融機関への影響と米欧中央銀行の政策
第3章 公的資金投入を決断させた9月・10月危機
第4章 緊急経済安定化法とは何か
第5章 時価会計と米国金融機関経営の指摘される問題点
第6章 危機終息に向けての国際協調
第7章 先行した世界経済の構造変化と危機による実体経済への影響
第8章 再生への処方箋
終章 世界経済を左右する二つの潮流
著者等紹介
中村裕一[ナカムラヒロカズ]
三菱UFJ信託銀行理事。1954年生まれ。東京大学教養学部国際関係論分科卒業後、三菱信託銀行(現、三菱UFJ信託銀行)入社。資金為替、市場金融、年金営業業務などに従事。執行役員プライベートバンキング営業部長を経て2007年より現職。シカゴ大学MBA(1983年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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