内容説明
やさしいだけの入門書は卒業しよう。経済や至上のメカニズムを知って、「使える」知識を身につける。
目次
第1章 「予想」が左右するのが相場
第2章 くすぶり続けるドル暴落の懸念
第3章 世界を飛び回るマネーの正体は何か
第4章 「失われた10年」から立ち直った日本経済
第5章 デフレ脱却後の日本経済の新たな課題
第6章 異常な経済の異常な金融政策
第7章 少子高齢化に直面する日本経済
終章 日本経済は成長を持続できるか
著者等紹介
五十嵐敬喜[イガラシタカノブ]
三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部長。1976年京都大学経済学部卒業、三和銀行入行。調査部でマクロ経済分析を担当し、81~83年経済企画庁に出向、86~89年バンカーストラスト銀行(ニューヨーク)に客員エコノミストとして出向。89年から2001年まで、三和銀行の初代マーケットエコノミストとして行内外向けに経済と相場の分析・予測情報を提供。この間、94~2001年に2度目のニューヨーク駐在。2002年6月からUFJ総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)調査部長として内外のマクロ経済分析を統括。テレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」のレギュラーコメンテーター、『日本経済新聞』コラム(「十字路」)に定期寄稿するほか、テレビ、新聞、雑誌のインタビュー、寄稿多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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がっち
5
再読。日経新聞の内容が分からない、理解したつもりになっている。またGDPやCIや間接税など用語は知っているが、それがどのような効用を生み出し、何を意味しているのかなど中途半端な知識を持っている方におすすめである。S2011/02/14
BluePlanet
3
★3.2 2007年4月26日発行。エコノミストによる「経済のメカニズム」の解説本。特に90年代から2000年代前半の経済の動きが、実例によって詳しく説明されている。通常の経済の教科書には書かれてないこと、実務を経験してないと解らないことも書かれていて目から鱗も。なるほど、そう言う事だったのかと納得するところが何か所も。ただ、デフレ脱却の話や金融政策、財政政策の部分は、今のアベノミクスを著者はどう捉えているのか、確認してみたくなった。昨年出版された「経済 金融 トレンドに強くなる」も読んでみよう。2015/05/31
がっち
3
最近読んだ中でも読みやすい。題名の通り素人以上プロ未満の方にお勧めする。基本的なマクロ経済的な分野を包括しており尚かつ、最近の経済・金融に対してそれを用いて説明していた。学部の知識をベースに経済・商学を学んでいる大学生に読んで欲しい。個人的に何回も読み直そうと思う。A2010/06/06
カキモトのおでん
0
よく話される経済用語の基本を説明。間違った経済の話を大声で話すおっさんの横でニヤニヤして聞くために有用。2013/03/09