出版社内容情報
日本的労働システムは、80年代には賞賛、90年代には批判の対象とされてきた。その是非を、気鋭の経済学者が最新の分析ツールを使って、この課題に挑戦する。
内容説明
賞賛から批判へ。日本の労働システムに対する評価は、バブル崩壊を境に一変した。気鋭の経済学者が最新ツールを用いて「日本的システム」を解明する。
目次
第1部 日本の労働慣行の再検討(「市場」・「企業」・「職場」における日本的労働慣行;熟練の不確実性と日本的雇用慣行;労働保蔵行動の時系列的特性;日本の二段階賃金バーゲニング ほか)
第2部 「あいまい」な日本人の経済分析(日本人論の経済学;「あいまいな日本人」のモデル分析;マクロ経済危機と日本的慣行;混乱の果てに)
著者等紹介
脇田成[ワキタシゲル]
1961年京都府生まれ。東京大学経済学部卒業、大学院中退。東京大学助手等を経て、現在、東京都立大学経済学部教授、経済学博士
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