出版社内容情報
日本経済を一層悪化させる不信はなぜ生まれたか。経営者と労働者のリストラ、銀行と監督官庁等、信頼の喪失が日本を悪くする。信頼の再構築こそ再生への決め手。
内容説明
日本経済を囚人のジレンマからどう解き放せばよいのか。ソーシャル・キャピタル、つまり信頼の再構築を行うにはどうすればよいか、というのが本書の基本的な問題意識。政府と企業を代替的に捉えるのではなく、互いに補完するものとして捉え、さらに、それぞれの欠点を補う、いわば第三のセクターであるNPOなどの水平的なネットワークの必要性を提唱する。
目次
プロローグ―信頼の再構築に向けて
第1章 生産性の推移とソーシャル・キャピタル―日本経済の問題点の確認
第2章 日本のコーポレート・ガバナンスと生産性
第3章 政府の失敗の克服に向けて
第4章 技術革新が横溢する環境の構築―日本の技術インフラの将来
エピローグ―再び信頼の再構築に向けて
著者等紹介
稲葉陽二[イナバヨウジ]
日本政策投資銀行設備投資研究所長。1949年生まれ。京都大学経済学部、スタンフォード大学ビジネススクール卒(MBA)。1973年日本開発銀行入行。2001年6月より現職
松山健士[マツヤマケンジ]
内閣府政策統括官(経済財政―経済社会システム担当)付き参事官(企画・計量担当)。1953年生まれ。東京大学経済学部卒。1978年経済企画庁入庁。経済企画庁長官秘書官、スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員、官房参事官等を経て2001年1月から現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 純銀のマテリアル