出版社内容情報
結婚、離婚、失業、病気、破産など人生上の様々なリスクに対して、人々や社会がどう対処してきたかを分析。人間が生まれてから死ぬまでのセーフティ・ネット(制度)のあり方を探る。
内容説明
われわれは生まれてから死ぬまで、結婚・離婚、就職・失業、出産、病気、家計破産、寝たきり、死亡などさまざまなリスクに遭遇する。人々がこれらの人生上のリスクに対してこれまでどのような対応をとってきたか、また社会はどういった制度(セーフティ・ネット)を用意してきたかを系統的に分析するのが本書の目的である。
目次
序章 ライフサイクルとリスク
第1章 結婚のリスク・離婚のリスク
第2章 30代男女が考える「出産・育児」のリスク
第3章 自営業者とリスク
第4章 家計の負債利用の実態と破産リスク
第5章 失業リスクとワーク・シェアリング
第6章 変容する退職給付金制度と新たなリスク
第7章 死亡リスク、疾病リスク、老齢リスクへの対応行動
第8章 介護サービスの地域間格差と介護リスク
第9章 高齢期の生活費用と資産管理リスク
著者等紹介
橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年生まれ。1973年ジョンズ・ホプキンス大学Ph.D.取得。現在、京都大学経済研究所教授
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