日本経済論の誤解―「系列」の呪縛からの解放

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  • サイズ A5判/ページ数 432p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492393505
  • NDC分類 335.5
  • Cコード C3033

出版社内容情報

政府主導型経済、銀行主導型経済といった誤解の上に成立する日本型システムの議論。本書は系列、長期的排他的取引、メインバンクシステムに焦点を当て、どこが誤解か明らかにする。

内容説明

本書は、「銀行主導型経済発展」によって象徴される一連の「誤解」に焦点を合わせ、その「誤解」について説明していきます。

目次

第1章 「メインバンク」を素材にした準備運動
第2章 「系列」と「系列融資」
第3章 「系列」と株式保有
第4章 「社長会」「役員派遣」「融資集中機構」「ワンセット主義」「系列取引」「日本市場の閉鎖性」など
第5章 「メインバンク」の「モニタリング」機能
第6章 「コーポレート・ガバナンス」と銀行の能力(competence)

著者等紹介

三輪芳朗[ミワヨシロウ]
東京大学大学院経済学研究科教授。1948年愛知県生まれ、1970年東京大学経済学部卒業。1976年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、信州大学講師・助教授、東京大学助教授等を経て、1989年より現職。経済学博士

ラムザイヤー,J・マーク[ラムザイヤー,Jマーク][Ramseyer,J.Mark]
ハーバード大学ロー・スクール教授。1954年シカゴ生まれ。1972年まで日本に居住。1982年ハーバード大学ロー・スクール卒業。UCLA助教授。シカゴ大学教授等を経て、1998年より現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

3
三輪先生とラムザイヤーさんの三部作の一番最初に書かれた本で、日本の企業のメインバンク制と系列などの絞った日本経済論です。あるいは産業分析論といったほうがいいのかもしれません。金融機関の企業の審査という分野にまで踏み込んでの分析ですのでかなりきめ細かに論述されています。あまり論議をよんではいないのですが、私はこの本がもっと読まれてもいいと思っています。2013/09/18

muko1610

0
★★2011/08/16

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