内容説明
逆転の構図をいかにして描き出すか。
目次
第1章 市場と政府の決定的分岐点(二一世紀の日本経済を設計する一二の視点;「そごう」は資本主義革命到来の分岐点だった;政府と市場についての改革の系譜)
第2章 非常時の市場と政府(システミック・リスクはどのように起きたのか;システミック・リスクの顕在化によって分明になったこと;金融市場で問われる政府の規律づけ ほか)
第3章 「政府」の役割の再定義と市場の奥行き(ペイオフ解禁延期の背景への考察の必要性;e‐デモクラシーが促す日本の政治の転換;「移行期経済」の政策優先順位 ほか)
第4章 e‐エコノミックスと市場規律(「夢」と「リスク」をもてば日本は敗者復活戦で勝てる;財政再建と説明責任;重債務のなか市場の駆使は可能か ほか)