出版社内容情報
バブル退治の“鬼平”と言われた三重野前日銀総裁の5年間にわたる講演集。刻々に移り変わる日本経済の動き、金融政策の狙いとスタンスが手に取るようにわかる。
内容説明
三重野日銀がめざしたもの―インフレなき持続的成長への挑戦。中央銀行の政策運営の「物差し」とは。前日銀総裁三重野康講演録(1989年12月~1994年12月)。
目次
第1部 日本経済と中央銀行の役割
第2部 金融政策運営のあり方
第3部 金融システムの安定
第4部 国際経済、対外不均衡、国際協調
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Francis
7
1992年10月22日中央大学公開講座「これからの日本経済、新しい路線への挑戦」を生で聞いた。講演冒頭の三重野さんと高木友之助学長との友情のエピソードの一部以外は完全に忘れてしまっていたが、永野健二さんの「バブル」の最後に三重野さんが出てきたのでAmazonのマーケットプレイスで購入。読んでみて当時の私のアタマでは覚えるのは無理な内容だったので忘れてしまって当たり前だった(^.^;しかし20数年経った今は他の講演も含めて内容はとてもよく理解できる。三重野さんは本当に優れたセントラル・バンカーであったのだ。2019/05/21
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