出版社内容情報
60年にわたり独立自由な経済評論家として活躍してきた著者が、長年の経験と史的研究に照らして、日本経済診断の着眼点、問題点、注意点などを徹底的に公開する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
91
この本も何度か読んできていて、地道な経済分析の手法を見習っています。数十年も日本や世界の経済分析・評論をしてきたという自負が見えます。非常に参考となることも多いのですが、最近の経済分析に役に立つかというと、それは少し…、という気になります。技術進歩の側面が入ってこないことと過去の分析が中心となっているということです。直観重視の経済分析だという気がします。2024/09/01
葉
2
古い本で、数式は全くない。教科書からではなく現実から引っ張り出すことや変化に対応することが大事であるとしている。主に、物価の話が多かった。世界恐慌や外国駐屯などについて事細かに説明している。このような古いタイプの経済本を久々に読んだ。2014/08/12
Masayuki Shimura
1
[天才外科医のごとく]高橋氏が記者や研究者、さらには政策立案のための顧問まで歴任していたためか、机上の論としてだけでは終わらせない「重み」と「広がり」を感じました。「経済学ってなんのためにあるのだろう......」と一度でも考えたことがある人にはぜひ手にとっていただきたい作品です。また、高橋氏の方向性を定めたアダム・スミスのエピソードが短いながらも本当に奥深い。2017/04/24
オヤジさま
1
ここ数年の世界経済の動きと時代は異なれども重なります。「歴史は繰り返す」ということなのでしょう。再読しようと思います。2012/04/14
masimasi
0
難しかった。2018/05/12