出版社内容情報
戦後から現在にいたる日本経済の流れを経済小説を紹介しながら解説するユニークな経済入門書。その時代時代の生きた経済の動きを学ぶテキストとして最適の一冊。
内容説明
経済小説を通じて日本経済の流れがわかる。経済の流れを知ることで経済小説をさらに深く味わえる。経済のことがより身近になる1冊。
目次
1 経済小説とは
2 戦後復興期「1945‐55年」―進駐軍がアメリカを運んできた
3 高度成長期「1955‐73年」―ガムシャラに突っ走り、そして報われた
4 安定成長期「1973‐86年」―コンピュータがすべてを変え始めた
5 バブル期「1986‐91年」―横並びで財テクに走った
6 バブル崩壊後の不況期「1991‐2000年」―日本的システムとグローバル・スタンダードとのはざまで
7 今後の課題
著者等紹介
堺憲一[サカイケンイチ]
1948年大阪府に生まれる。1971年香川大学経済学部卒業。1976年名古屋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得学。その間、1974~75年度イタリア政府留学生としてローマ大学に留学。1976~80年東京大学農学部農業経済学科助手。1980年東京経済大学経済学部に赴任。専任講師、助教授を経て、1989年から教授。現在に至る。1989年経済学博士(名古屋大学)。主要著書に『近代イタリア農業の史的展開』(名古屋大学出版会、1988年)、『あなたが歴史と出会うとき―経済の視点から』(名古屋大学出版会、1989年)
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感想・レビュー
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KAZOO
125
日本の終戦後からバブルが終わった2000年頃までの日本経済を経済小説を中心に紹介しながら、経済用語などの解説もしてくれています。このような日本経済の解説の仕方もあるのかと思いました。結構読んでいるつもりでしたが内容をすっかり忘れてしまっていたりまだまだ読んでいない本もあったりで今後楽しみが増えました。2016/10/23
aaaaaaaaaaa
2
戦後の経済を体系的に理解。助かります。
sayan
0
つい先日、カンブリア宮殿か何かで、星野リゾートの経営者が「人材のやる気」を引き出すマネージメントが1980年代以降顕著になった、という内容の発言をしていた。そういうリアルな話を聞きながら、戦後から2000年までの日本経済を扱った小説の紹介を駆け足で眺めるのはなんとも面白い。某倍返しなど2000年代、2010年代は本書では扱っていない。個人的に「三等重役」は是非とも読んでみたいと思う。2016/12/05
dommy
0
断捨離